井上 七海
Inoue Nanami
ひたすらに線を引く行為を繰り返し、その反復した行動のなかで生じる線のズレや絵具溜まりなどの痕跡を残す。
于 平惠子
Pinghuizi Yu
人間の複雑さ、多様な特性が存在する差異が好き。一人がどれだけ正面に見えるか、彼は同時に同じ大きさの裏を持っていると思う。「ラブレター」はイバラシリーズの主体で続いており、2つの異なる特性の材料と技法を用いて、同一の魂に併存する2つの状態を直感的に表現する。人間性の温情と残酷さは、共に立体的に人を構成している。私は自分が人間であることを全て受け入れて、だから不完全な人間へのラブレターをかく。
新 正春
Shin Masaharu
作品の見方
1. 大きいトートバッグを見る
2. 小さいトートバッグを見る
3. 印刷されている写真を見る
4. キャプションを見る
5. QRコードを読み取る
6. 画面上でトートバッグを見る
7. トートバッグを買う
8. 届いたトートバッグと大きいトートバッグを見比べる
9. 大きいトートバッグがトートバッグではないことに気づく
(7枚目の写真撮影: 岡 はるか)
高橋 知裕
Tomohiro Takahashi
いつも通る道の裏側を通る時に、思いがけない発見をすることがある。既視感や普段の生活の小さな変化や気付きに触発され制作する。
藤本 純輝
Fujimoto Atsuki
私は、モチーフや素材、色や絵具の配置など、画面を構成する要素と繊細に向き合い絵画を創造する。
素材の持つ性質に着目し、自身の手で布を染めたり二重に重ねて用いたりと、モチーフの持つ固有の性質と互いに補完し合えるようにその都度選択・手入れを重ねる。
布や絵具の塊による素材の群生は、素材と図像を変容し合い、草花が群生している庭の光景を創出する。
松岡 柚歩
Matsuoka Yuzuho
昔からわからないと感じるものをパーツごとに分けてバラバラにすることが好きでした。一つ一つのパーツを自分の手で確かめることでやっと自分にインプットできたように感じます。
絵の具を重ねることは時間を蓄積することです。絵の具を混ぜ、流し、乾燥を待つ。だんだんと色が重なっていく。
時間が形に変わっていく中で、やっと自分を取り巻く物事の整理ができていきます。その、柄から絵具、絵具から絵画という物質の移り変わり・不安定さに違和感と魅力を感じます。
三浦 光雅
Miura Koga
「偶然性・無作為性・手作業と機械作業の境界・労働」をテーマに、主に平面作品を制作している。「Void(all colors)」は線を引く順番や線の配色の指示を乱数によって決めている。乱数による指示を元にイメージを作り上げていく方法は、制作過程で生じる躊躇いを排除し、無意識的で純粋な行為を映し出すためのものである。機械的に引かれた線にも固有の表情が生まれるように、淡々とした日常を見つめ直すために制作する。
● 美術工芸領域 油画
▶︎ デザイン領域 アニメーション、マンガ、キャラクターデザイン
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