白 宇烈
Baek Wooyoul
サッカーを一度でも見たことがある人なら、ゴールポストの後ろで90分間自分のチームを応援している人たちを見たことがあるはずだ。私はその人達の文化を紹介したくて作品を作ってみた。人々は応援する姿だけを見たり、またはサッカー場でケンカしたりするよくない姿を思い出すだろう。だが、その人達は自身のチーム、または自分の地域を守る組織だと考えている。私はそこからモチーフをもらって作品を作ってみた。
劉 思斉
Siqi Liu
作品1-7
私は私です。私は一人だけですが、多重生活で生きています。さまざまな関係で自我という構造が解体されて行きます。
作品8-10
わたしは表面上は親密に見えるが実際は異心を抱いています。
呉 昊
Wu Hao
「熟知していて、しかもよく知らない形。」これはこの作品を作っている時に感じたもの。焼き物は私にとって自然の力と人間の力の結晶である。「峦」は瓜生山の土を含めて、5種類の土を使った。茶碗の形から取った造形。その中に含まれた人間の用の意識をもっと単純化にする。
封 霽芸
Feng Jiyun
霽雪とは、晴天の雪のことです。この作品は陶土を使い、雪のざらざらとした状態を表現しました。また、ブルーの釉薬を使い、晴れた雪の日の空の透き通った色を表現することにトライしました。
この動物の名前は「晴」でネズミです。今年の干支は「子」で、中国では「鼠兆豊年」という熟語があり、ネズミが多く出る冬は、その年の秋が豊作だったことを表し、日本でもネズミは多産であることから、子孫繁栄の象徴とされています。ですので、ふっくらした体形にし、平穏で満足した表現にしました。
雪は昔から変わらずに、人間も動物も変わらない自然の中で過ごしていくことを表現した作品です。
周 旭
Zhou Xu
1本の巨大なサボテンが砂漠の道路の辺に生えている。これは植物の中に北海の妖怪まるで、溶岩のような稜線から触手を突き出する。風琴のような棘が、底から胴に沿ってまっすぐに伸びていて山のようだ。
孫 亜男
Sun Yanan
いくつかの幾何図形が重なり色の変化によって波紋のような模様になっているが、今回「海」をテーマにしたいので、選んだ色は黄色、緑と濃度の違う青で、天気や遠近で見た海の色が違うことを表現している。同じように見る人の視点とか気持ちの違いによって初めて見る感覚も違うのではないでしょうか。
長田 綾美
Nagata Ayami
巨大な平面に、小さな粒を一つずつ包み糸で縛る。
約9ヶ月の間、それをひたすらに繰り返した。
本田 莉子
Honda Mariko
針と糸によって作られるものには、目には見えないものに対する信仰心が宿っているように思う。
信仰と言っても、それは決して特別なものではなく、言うなれば誰しもが持っている生命力と捉えてもいいのかもしれない。
人間の祈りと生命力が生み出した「かたち」と「行為」、それらにまつわる「テキスト」によって、私の逡巡をここに記すことにする。
岩橋 優花
Iwahashi Yuka
お腹の中で根を張ったと思えば、引き剥がして生まれてくる新しい生命
彼らは一部であり、すべてである
向 珮瑜
Peiyu Xiang
今年、世界の秩序は大きく変わった。小さな私たちは情報が膨大な社会の中で暮らし、コロナに関する様々な情報を受け取り、具体的に異なる記憶を持っていると思う。
でも、新しい生活でも、新しい生活が続き、新しい記憶が古い記憶を覆い続けている。おそらく数ヶ月後には、多くの人が抽象的な輪郭だけを残しているだろう。
スーザン・ソンタグは著書「他人の痛みについて」の中で、写真の表現と現実の間、他人の痛みと観る者の間のズレ、記憶と思考の間などのいくつかの矛盾について論じている。
今日生存者としての私たちはただ遠くから媒体を通じてこのパンデミックの中心にいる人々を見る。我々にこのような無邪気で、浅薄で、無知な見方をする権利が本当にあるのだろうか。
武 欣悦
Wu Xinyue
「私はただの荷役人?輸送者?」
布に、紙に、水の写真をプリントして、組み合わせる。
テーマのように、私はただ水をつかんで生活から展示会場に運ぶ。それだけ。
水に触れたことがない人はいない。
皆さんと水のストーリはそれぞれ違うが、オブジェクトの意味や性質は観客の経験や体験によって変化する。
● 美術工芸領域 彫刻・立体造形、陶芸、染織、映像・メディア
▶︎ デザイン領域 イラスト、アニメ、マンガ、絵本、キャラクターデザイン、ゲーム
▶︎ デザイン領域 グラフィックデザイン、プロダクトデザイン、情報デザイン
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