COLUMN2022.07.28

教育

文月 こころとからだをひらく季節 ― 瓜生山でこどもが笑う #21

edited by
  • 西井 薫

 季節はまさに夏まっさかり!!今年は梅雨明けが早かったのですが、大雨もありましたね。保育園では、7月1日にプール開きをしました。例年通り、5歳児さくら組さんがプール掃除を担当。事前に施設課の方々や保育士の先生方が掃除はしていたものの、やはり最初はよごれていました。掃除を始めた時は躊躇していた子どもたちも、プールがきれいになってくると徐々に楽しくなって、一生懸命ゴシゴシと掃除がすすみました。そのおかげで、晴れている日はプールが大活躍です。1歳児くり組さんと2歳児まつ組さんは、園庭にたらいやミニプールを出して、水遊びをめいっぱい楽しんでいます。

 

ごしごしピカピカ
あともう少し!
準備体操もしっかりと
「プールのお約束」守ろうね
お水最高!いい気持ちだね!!
わにさんになって輪をくぐろう
初めてのプールは、5歳児さくら組さんと一緒(3歳児もみじ組)
くり組(1歳児)さん、お水大好き!
まつ組(2歳児)さん
もみじ組(3歳児)

 

 そして、7月といえば七夕です。4月から観察していた竹が、びっくりするほど大きくなっていて、瓜生山からその竹をいただきました。さくら組のみんなが代わる代わる竹を切り、4歳児うめ組さんが一本の竹の根本の部分を、さくら組さんが葉の付いているほうを担ぎ、みんなで協力して山から運んできてくれました。園舎にもどってくると、願い事を書いたり飾りものを作ったりして笹につけました。また、七夕の歌を歌ったりお話を聞いたりして、園内は一気に「七夕」モードに。七夕当日は、一人ひとりに笹を持って帰ってもらいました。残った笹の葉で筆を作って創作活動も!大きな紙に絵の具をぬりました。

 

タケノコぐんぐん大きくなあれ
さくら組さんが、がんばって切るよ~
うんとこしょ、どっこいしょ
笹飾りが楽しみだね。がんばるぞ!
うめ組とさくら組の笹
もみじ組の笹飾り
乳児組の笹飾り
笹の葉っぱで創作だ!!

 

 植物の成長も素晴らしい季節です。畑やテラスで栽培している野菜がおいしく大きく育っていますが、少し油断するときゅうりは巨大に育ってしまいます。でも新鮮で、みずみずしいです。給食室でスチーム調理をした野菜を、みんなでおいしくいただいています。野菜が苦手な子どもたちも、自分で育てた新鮮な野菜(きゅうりやトマト)は喜んでパクパクと食べています。

 

おいしいねトマト
苦手のピーマンも、こんなにおいしい!

 

 京都芸術大学 ウルトラファクトリーのスタッフで大学院修了生の成田令真(REMA)さんが、大量に砂を保育園にもってきてくださいました。昨年もいただいて、園庭の砂場や畑の砂場にも使わせてもらっています。今年も砂場にきれいな砂をたくさん入れてもらいました。子どもたちは、たっぷりの砂に大喜び!砂遊びを楽しんでいます。

 

REMAさんが、重い砂を袋に小分けにし1時間以上かけて園庭に運んでくれました
たっぷりの砂で、砂遊びも絶好調!

 


 子どもたちは、瓜生山からたくさんの贈り物をいただいています。そして、子どもたちの明るい笑い声が瓜生山に届いています。

 

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  • 西井 薫Kaoru Nishii

    1978年京都教育大学音楽科卒業。京都市立小学校4校(20年間)京都教育大学附属京都小学校(8年間)附属桃山小学校(8年間)。市立と国立(独立行政法人)合わせて36年間小学校勤務。その後、教育実習生の指導に長年携わってきたことから京都教育大学教職キャリア高度化センタ―に籍を置いた。実地教育運営委員会の委員長として、大学と附属学校園のパイプ役にという思いで勤務した。大学の授業では、教員を目指し入学してきたかつての教え子たちに再度関われる幸せな機会を得られた。また、日英の教員養成を比較研究するプロジェクトに参加することができ、大きな成果があった。
    音楽教育では、伝統文化を継承していくことの重要性を実感し、附属桃山小学校の音楽科では、伝統音楽(筝、三味線、六斎、祇園ばやし)が教科カリキュラムに組み込まれている。

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