NEWS2019.11.15

アートデザイン

日本初、ネットだけで学べる修士課程(MFA)を開設-2020年4月、京都造形芸術大学大学院に「学際デザイン研究領域」誕生

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  • 京都芸術大学 広報課

「忙しくても学びたい」社会人の想いをかなえる
ネットだけで学べる修士課程を2020年4月に開設します!

京都造形芸術大学では、全国から幅広く人材を募集するために「オンライン大学院」として、「学際デザイン研究領域」を開設します。企業に所属する方から、子育て中の方、地域コミュニティの参加者といった方々が、創造的な思考と構想力、そして行動法則(教養・判断・コミュニケーション・意思決定力)を身につけ、企業内や家庭、地域のさまざまな課題を解決し、新しい価値を創造していけるように実践的に研究していきます。

京都造形芸術大学大学院 芸術研究科(通信教育)芸術環境専攻 修士課程 学際デザイン研究領域

あらゆる社会人に、探究と創造を。

通学0日、ネットだけで学べる大学院

出願期間 2020年2月3日(月)~2月29日(土)※Web上での出願手続きと郵送での必要書類の提出(消印有効)
授業料 360,000円/年 ※初年度は入学金100,000円、入学選考料35,000円が別途必要
授与される学位 MFA《Master of Fine Arts 修士(芸術)》

https://www.kyoto-art.ac.jp/tg/field/Interdisciplinary-design/

本領域の特長
① 日本初!ネットだけで取得可能な芸術修士(MFA)。100%オンライン学習により、インターネット環境があれば、いつでもどこでも学べます。
② オンラインならではの濃密な対話・指導。本学独自の学習用Webサイト「airU」に加え、クローズドなSNSなどを活用し、活発なやりとりを実現します。
③ デザイン思考をビジネスに取り入れる動きが世界的に広がる中、年間36万円、最短2年間でMFAを取得できるカリキュラムを設け、多様な学びを提供します。


近年注目されるアートの修士課程MFA(芸術修士:Master of Fine Arts)を100%オンライン学習で取得

2013年、ひとりでも多くの社会人に芸術を教養として身につけてほしいという想いで、100%オンラインで学べる通信制の学士課程「芸術教養学科」(通称:手のひら芸大)を立ち上げました。

そのコンセプトは「暮らしの中に芸術を生かす方法を学ぶ」というもの。今日の社会人が仕事や生活に活かせるアート・デザインの知識や実践例を学びます。様々な芸術の姿に触れることで、仕事と暮らしをより良く変化させる「視点」を手に入れることを目的としています。

この芸術教養学科は今年で7年目を迎え、18歳から96歳まで、2,200人を越える社会人学生(2019年5月現在)が在籍する学科に成長しました。今では多くの卒業生が本学の学びを経て、全国各地で活躍しています。

学士課程「芸術教養学科」の発展型ともいえる修士課程「学際デザイン研究領域」。この修士課程では、芸術教養学科で学ぶ「視点」や「思考力」にとどまらず、社会に働きかける「実践力」と「提案力」を培い、MFA(芸術修士:Master of Fine Arts)を取得できます。

「旧きを知る文化・伝統の探究力」と「現在~未来を構想するデザイン思考の創造力」の両軸で知識と実践力を身につける

カリキュラムの両軸となるのは、「旧きを知る文化・伝統の探究力」と「現在~未来を構想するデザイン思考の創造力」。「過去を見つめ直すこと」と「現在・未来を構想すること」の両面からのアプローチで様々な課題を解決し、新しい価値を創造するための思考プロセスを実践的に研究していきます。

年間のスケジュールモデル

旧きを知る文化・伝統の探究力

「素晴らしいもの」と無自覚に受け入れがちな伝統文化。まずはその定義や日本文化の大きな流れを知るとともに、「どのように価値観が生み出され、受け継がれてきたのか」、「いつから伝統文化になったのか」を分析することで「ものごとのとらえ方」を学びます。
さらに、文献のリサーチ方法や論文の分析方法といった研究の基礎を学んだうえで、与えられた題材について個人やグループでリサーチや議論を行います。

現在~未来を構想するデザイン思考の創造力

デザインという概念の変遷を、社会とデザインの関わりや、デザイン教育の歴史から紐解き、今日注目されている「デザイン思考」を正しく理解するための手がかりとします。
さらに、個人のビジョンを具体化するビジュアル思考やプロトタイピング技法を習得し、社会や地域の課題を提案するための力を養います。

最終的には「新しい価値を創造する(早川克美ゼミ)」「歴史ある対象を今に活かす(野村朋弘ゼミ)」の方向性からいずれかを選び、グループワークで課題を設定。解決へのプロセスを実践することで、価値の可視化を図ります。

 

京都造形芸術大学大学院学際デザイン研究領域教授 早川克美
いま、社会が求めているのは、社会の課題を解決し、人類の新たな価値をつくりだす、創造的な思考能力です。ビジネスの世界においても、デザインや芸術的な感性を積極的に取り入れる動きがはじまっています。しかし、方法論を知るだけでは充分とはいえません。社会に新しい価値・ビジョンを示すには、個人ひとりひとりの芸術に対する理解を深め、洗練された、創造的思考力を養うことが不可欠です。そのためには、社会と芸術との新たな関係を探る必要があります。
本領域では「旧きを知る文化・伝統への探究力」と「現在~未来を構想するデザイン思考の創造力」を両軸とした学際的研究により、社会や地域に対して創造的に働きかけることのできる、高い構想力を備えた人材の育成をめざします。全国から幅広く人材を募集するために「オンライン大学院」として開設します。

「よりよい社会にしたい」と願う、すべての方に、過去を再考し、現在~未来を創造する学際的思考の獲得をめざしていただきたいと願っています。

 

学際デザイン研究領域に関する説明会を開催します。また、開設を記念して、『武器になる哲学』『ニュータイプの時代――新時代を生き抜く24の思考・行動様式』などの著書で知られる山口周氏をお招きした特別講義を開催します。

◎学際デザイン研究領域 入学説明会(申込不要)
11月24日(日)14:00~15:30 @東京外苑キャンパス
12月 1日(日)12:00~13:30 @大阪サテライトキャンパス
1月19日(日)14:00~15:30 @東京外苑キャンパス

詳細はこちらから⇒ https://www.kyoto-art.ac.jp/tg/admission/briefing/

◎学際デザイン研究領域開設記念 山口周氏特別講義 (事前申込・定員制)
12月4日(水)19:00~21:00 @東京・外苑キャンパス
詳細はこちらから⇒ https://gakusai1204.peatix.com/

 

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    所在地: 京都芸術大学 瓜生山キャンパス
    連絡先: 075-791-9112
    E-mail: kouhou@office.kyoto-art.ac.jp

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