INTERVIEW2026.07.17

プロデュース

芸大生が切り取る京都芸術大学の魅力――『mymymy』 TikTok運営チームの語る制作の裏側とこだわり

edited by
  • 愛知 はな

2026年度も配布が開始された大学パンフレット『mymymy』。手のひらサイズのパンフレットでありながら、充実した本学での学生生活の情報が等身大の学生の目線で紹介される、見どころ満載のパンフレットです。『妖怪』をテーマにした今年の『mymymy』の制作裏話や制作した学生たちのこだわりはこちらの記事でチェックできます。

画像タップで記事へ(https://uryu-tsushin.kyoto-art.ac.jp/detail/1491

今回は、『mymymy』の制作にも深く関わる京都芸術大学公式TikTokの運営に携わっていた学生にインタビュー。企画、撮影、編集、デザインまで、本学の学生が携わり、本学公式TikTokのコンテンツを日々制作、発信しています。活動の背景や、それぞれの学生のこだわりについて、詳しくお伝えしていきます。

今回、インタビューに協力いただいたのは、昨年から継続して運営に携わる森智晃さん(映画製作コース|3年生)、竹國夢乃さん(ビジュアルデザインコース|3年生)、そして、今年度から参加したタユフェール世真さん(ビジュアルデザインコース|2年生)、澤田悠菜さん(映像クリエイションコース|2年生)、山村日向さん(イラストレーションコース|2年生)、須佐陽向さん( 舞台デザインコース|2年生 )の6名です。

左から 山村さん、須佐さん、澤田さん、森さん、タユフェールさん、竹國さん


幅広い視聴者へ向けたコンテンツ作り

大学公式TikTokは大学パンフレット『mymymy』 と同様、本学の広報コンテンツのひとつです。これから大学入学を検討する高校生に向けて、本学の学生生活を届けるという役割を担っています。

TikTokは、15秒ほどの短い動画で、不特定多数の視聴者へ手軽に情報を届けられるのが大きな強みです。本学に興味を持つ高校生へコンテンツを届けることができると同時に、芸術大学に馴染みのない高校生でも楽しめるという強みもあります。

今年度の制作メンバーのみなさんも、高校生の頃に『mymymy』、そして大学公式TikTokで、本学の情報を集めていたそうです。

山村さん「私自身も高校生の頃、初めて、このTikTokアカウントに出会いました。大学生活という、高校生にとって未知の領域に不安を覚えることもあったのですが、TikTokを見ることで、その不安が楽しみに変わりました。入学までのワクワクを作ってもらった様々な動画の制作に関わることができてうれしいです」

高校生の頃、大学生活をどのように捉えていたのか。今までの経験を忘れずに制作された、制作メンバーの「大学生活の切り取り方」にも注目です。



一から学生たちで作り上げる

大学公式TikTokでは、様々なアプローチで、本学での学生生活を紹介しています。本学のことがさらに知りたくなるようなコンテンツの背景には、制作メンバーそれぞれの得意を活かした工夫や、こだわりが感じられます。

今年度、制作メンバーとなったのは、お話をしてくださった6名ともう1人のメンバーの計7名。昨年の5名から2名多い制作メンバーでの活動となりました。昨年度から継続して制作メンバーである森さん、竹國さんのお二人も、メンバーが増えたことで、作業の効率が上がり、コンテンツの幅の広がりを感じたのだそう。制作メンバーたちの意欲的な活動によって、2025年の5月から2026年5月の1年間で、132本の投稿がされました。

今年度は7名で活動しました!
撮影の様子

大学公式TikTokの動画制作のスタートは企画の立案。それぞれのメンバーが新企画のプレゼンテーションで情報を共有、そこからメンバー全員で、厳選されたアイデアをブラッシュアップしていきます。

企画会議の様子

企画会議では、制作メンバーそれぞれの担当するコンテンツが決定、それぞれの企画をより具体的なものへと発展させ、撮影に移ります。時にはメンバー同士、互いに助け合いながら撮影から編集へと作業を進めていくそうです。

1つのコンテンツにつき、1~2週間という制作期間を設け、1か月で約12本投稿することを目標に1年間活動を続けました。

 

コンテンツの一部をご紹介!

今年度から始まった新コンテンツ、昨年度から続く人気コンテンツなど、一部のコンテンツと、その制作背景をご紹介します。


・学生のファッション

本学の学生のファッションに焦点をあてた『学生のファッション』は人気コンテンツのひとつ。普段の学生のファッションが見られるものはもちろん、ねぶたプロジェクトでのつなぎファッションの紹介や、ダル着コーデの紹介、学生のセルフネイルの紹介など、様々なアプローチがされています。芸大らしい、おしゃれで個性的なファッションを発見できるのはもちろん、イラストを用いるなど、一工夫くわえられた投稿もあり、制作者である澤田さんのこだわりが感じられます。

 

澤田さん「私自身絵を描くのが好きなので、イラストも交えながら制作をしました。モデルとなる、おしゃれでかわいいファッションの学生を探すという工程はもちろん大切なのですが、彼らの背景となる撮影場所にもこだわりました。学内の豊かな自然を背景にしたり、油画コースのかわいい壁や、冬のイルミネーションなど、それぞれの時期の『京都芸術大学らしい場所』を切り取って、撮影しました」

澤田さんのイラストや学生のファッション、本学の魅力的なロケーションに触れられる、人気コンテンツです。

 

・芸大生のプロフ帳

きらきら可愛いデザインの、どこか懐かしいプロフィール帳。小学校、中学校で流行ったプロフィール帳を模したデザインで、本学に通う学生の生活の様子やキャラクターを覗くことができるコンテンツです。
思わず画面を止めてじっくりと読み込んでみたくなるコンテンツ。

担当した山村さんは、普段の学科での専門的な学びを活かして、制作したそうです。

山村さん「学科でも活用している編集ソフトIllustrator を活用して、制作しました。子どもの頃に友人たちと交換していた、なつかしいプロフィール帳に近いデザインができました。『芸大生のプロフ帳』以外にも、私は画像を使った投稿を担当することが多く、そこでも自分の得意とする技術を発揮できたと感じています」

プロフィール帳を交換した友人のことを知るように、かわいいデザインとくすっとなる内容を楽しめる今年度の新コンテンツです。

 

・学生のスマホケース

毎日欠かすことなく使用するスマートフォン。スマホケースに好きなキャラクターのストラップをつけたり、お気に入りのバンドのステッカーを貼ったり……スマホケースのデコレーションはその人の表現と言ってもいいのかもしれません。こちらは、本学の学生のスマホケースのデコレーションを紹介するコンテンツです。

昨年度から継続して制作されているこちらのコンテンツでは、須佐さんの1年を通した努力の結晶が見られます。

須佐さん「過去に投稿した投稿の中で、より多く人に届いたものの共通点を探したり、アプローチの違いを分析したり、これまでの沢山の投稿があるからこそ見えてくるものがありました。私自身、担当したコンテンツが伸び悩んでいたりと、苦しい場面もありましたが、今までの経験を活かし、満足のいく結果が出すことができた思い入れの強いコンテンツです」

投稿はすべて数字で振り返り、改善していきます

日々、須佐さんが学内で探し、在学生たちと作り上げたコンテンツ。ぜひチェックしてみてください!

 

分析し、よりよいコンテンツに繋げる

企画を撮影、編集、投稿しても、制作メンバーの活動は終わりません。週に一度、その1週間で投稿したコンテンツについての話し合いの場が設けられ、それぞれのいいね数、フォロワー数の変動などを共有し、コンテンツの評価を分析し、今後の企画のブラッシュアップに活かしています。

分析にもとづいたコンテンツ制作が進められています

今年で制作メンバーとしての活動が2年目となる竹國さんは、昨年度の振り返りがきっかけで、今年度、2年目の参加を決意したといいます。

竹國さん「昨年度、思うような結果が出せず人気のコンテンツを制作している仲間の姿に、悔しい思いをしました。だからこそ、負けていられない、やるしかない、という思いで今年度も制作メンバーに関わることを決めました。今年度は着実により良いコンテンツ作りができたと思っています」

冷静な分析によって、より多くの人に届くコンテンツを制作する意識が生まれ、結果を残すことができました。

より良いコンテンツ作りのために、メンバー全員で客観的な情報を取り入れながら「やりたいこと」と「求められていること」のバランスも分析していったのだそう。

タユフェールさん「大学の広報として発信することが求められることを主体として、そこに少しの自分らしさを滑り込ませるように意識してコンテンツ制作をしていました。投稿を見ていただけると、それぞれの投稿から作り手の個性を感じていただけるのではないかと思います。
一方で、TikTokアカウントとしての役割はチーム内で共有されていたため、アカウント全体としての統一感も生まれました」

森さん「大学の広報活動の一環として、TikTokをはじめとするSNSでの流行に安易に乗らないことを心がけました。流行りに乗ることで、バズることはできるかもしれないけど、根本は、京都芸術大学に行きたいと高校生に思ってもらうことを目的にしているコンテンツなので、流行りに乗らず、しっかりとした『自分たちのコンテンツ』でバズることを目指していましたし、それこそが、パンフレットの『mymymy』を含めた京都芸術大学の広報活動のいいところだと、2年間の活動を経て実感しました」

制作メンバーは、1年間、そして2年間の活動を通し、多くの人が視聴するTikTokで、広報としてのコンテンツを作り上げ、来年の活動へバトンを繋いでいきます。

今年度は、昨年度の2倍の新コンテンツを発信。制作メンバー内でも切磋琢磨しながら制作が進められ、制作陣のこだわりとともに、大学生活への理解を深められるコンテンツに仕上がっています。

入学を考えている方、もっと京都芸術大学のことを知りたい方は、ぜひアカウントをフォローして、等身大の学生の姿、学生生活のリアルを覗いてみてはいかがでしょうか?

ぜひフォローしてください。画像タップで公式TikTokアカウントにアクセス

京都芸術大学 公式TikTok
https://www.tiktok.com/@kyotogeijutsudaigaku

(文=愛知はな)

 

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  • 愛知 はなAichi Hana

    2000年岐阜県生まれ。2025年度、京都芸術大学文芸表現学科卒業。

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