REPORT2026.03.11

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2025年度京都芸術大学卒業・修了展レポート──芽吹く問い、ひらく表現

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  • 京都芸術大学 広報課

京都芸術大学の卒業展・大学院修了展(卒展)が、2月7日(土)から15日(日)まで開催されました。※2月9日(月)は休館日

学生たちの学びの集大成となる作品が瓜生山キャンパスの至る所に展示され、学内はさまざまなアートで彩られました。

13学科23コース、そして大学院7領域。それぞれの専門性が一堂に会する本展示は、表現方法もスケールも実に多彩。会場を歩いていると、「こんな表現の仕方があるんだ!」と、思わず足を止めてしまう瞬間に何度も出会いました。

今回は本イベントに潜入取材し、数ある展示の中から、特に印象的だった作品をお届けします。

2025年度 京都芸術大学卒業展 大学院修了展

期間:2月7日(土)~15日(日)10:00~17:00(入場受付16:30まで)※2月9日(月)休館
入退場:入退場自由(予約不要)・入場無料
会場:京都芸術大学 京都・瓜生山キャンパス

https://www.kyoto-art.ac.jp/sotsuten2025/

美術工芸学科 日本画コース ― 日本画を通じて、多様な表現へ

人間館C棟で行われていた日本画コースの展示。
古来の技法と、新旧の美学が息づく京都という土地をフィールドに、学生たちは日本画の素材や技法、日本の美意識を学んできました。そうして培った基盤の上に、自身のテーマを重ね、それぞれの作品へと昇華させています。
今年の展示は、日本画の概念やイメージを覆すような挑戦的な作品が印象的でした。伝統の延長線上にありながらも、確かに新しい時代の息吹を感じさせます。

個性豊かな作品が並ぶ会場で、ひときわ目を引いたのが、奨励賞を受賞した《真理の追求》です。

制作した王琦さんは、もともと物事を深く考えることが好きだったと語ります。日本画コースで培った素材や技法を用いながら、自身の問いを立体的なかたちで表現しました。
ブロック状のモニュメントは、光の当たり方によって内部が見えたり、見えなくなったりします。壁面の鏡素材もまた、像を正確には映し出しません。
真理とは、完全に理解することが難しく、確固とした形を持たないもの。それでも人は、それを追い求めずにはいられない——そして、見える「真理」は人それぞれ異なる。
その在り方が、空間全体を通して静かに提示されていました。
日本画に内包される日本の美意識や素材性を、現代的な問いと結びつけた意欲作です。

美術工芸学科 染色テキスタイルコース ― 繊維から生まれる表現

日本画コースと同じく、人間館C棟で行われている染色テキスタイルコースの展示。
繊維を糸に、糸を布に——素材そのものと向き合いながら、デジタル表現も取り入れ、テキスタイルの可能性を探ってきた学生たち。それぞれの感性や発想が、布というかたちで立ち現れていました。

ある一室に足を踏み入れると、大きな布が天井から吊り下げられています。
使われている素材は実にさまざま。そのカラフルな質感が、空間に強い存在感を放っていました。

この作品を制作した今西里美さんに素材について尋ねると、
「捨てられる糸が袋に詰められていて、もったいないと感じたんです。そこから、これで何か作れないかと考えました」と話してくれました。

※制作した今里さん

作品には、私たちが普段目にする絹糸のようなものから、チュール生地、スズランテープまで、多様な素材が織り込まれています。

芸術大学では、制作の過程で多くの糸の切れ端が生まれます。それらをゴミ箱から拾い集め、一本一本、手で織り重ねていったといいます。
かつては“余り”だったかけらが、再び作品として生まれ直していました。

情報デザイン学科 ― 表現の力で、社会とつながる

智勇館が、情報デザイン学科の展示会場となっていました。
会場には多彩な作品が並び、展示は大きく三つの柱で構成されています。

一つ目は、現代社会の課題に向き合う「現代デザイン」。
二つ目は、これからの社会や価値観を予測し提案する「未来デザイン」。
三つ目は、個人的な視点や手触りから出発しながらも、普遍性へとひらいていく「普遍デザイン」です。

昨年まで多く見られた内省的な作品に比べ、今年は社会への還元を意識した表現が増えているといいます。
自身の内面にとどまらず、他者や社会を明確な対象として設定した実践的な試みが印象的でした。
デザインを主軸に社会との接点を探るビジュアルコミュニケーションコースと、イラストレーションを軸に表現の可能性を広げるイラストレーションコース。
二つの分野が一つの建物に集まり、智勇館全体が華やかな展示空間となっています。

四階のシアタールームでは、五つの映像作品が上映されていました。
そのうちの一作、《喉の虫》を手がけたのは、イラストレーションコースの永田みらいさんです。

※制作した永田さん

コミュニケーションのなかで、どうしても相手に合わせてしまう瞬間。思ってもいない言葉を口にしたときに生まれる、喉の奥の違和感。その“突っかかり”を虫として可視化し、喉に虫が取りついた主人公を描きました。
二年次にアニメーションの基礎を学んだ永田さん。選択制の授業のなかで、感覚的に制作する楽しさを見出したといいます。その経験が、卒業制作のアニメーションへとつながりました。

制作した映像の一部 永田さんから提供

キャラクターデザイン学科 ― キャラクターデザインで「あそび」のプロになる

相照館で行われているキャラクターデザイン学科の展示。
キャラクターイラストをはじめ、3DCG、ゲーム、アニメーションなど、多様な分野を横断しながら学んできた学生たちが、見る人の想像を超える世界をつくり出しています。

来場者も参加できるデジタルゲームの展示のなかで、ひときわ目を引いたのが、砂場のように見える展示。会場の中でも異質な存在感を放っていました。

《きめキメラ》を手がけたのは、ちょうど砂場の中にカプセルを埋めているところだった嶋貫柚采さん。

※制作した嶋貫さん

「新規性を大事にするあまり、“これは新しくないから駄目だ”と、自分で自分の作品を否定してしまうことがあった」と語ります。その恐怖心と違和感が、本作の出発点でした。
“キメラをつくる”という行為は、既存の要素を掛け合わせ、新しいものを生み出す営みのメタファー。
来場者もまた、正解のわからない状態のまま手を動かし、制作する体験ができる構成になっています。
実際の砂ではなく木くずを用い、キメラの部品が入ったカプセルをスコップで掘ることで、掘り出す感触や発見の楽しさも味わえる展示となっていました。

「つくる」だけでなく、「遊ばせる」ことまで設計する。その姿勢こそが、この学科の醍醐味なのかもしれません。

舞台芸術学科 ― 舞台の世界を、体感する

演技・演出コースと舞台デザインコースを擁する舞台芸術学科は、人間館B棟のstudio21で展示を行っていました。

実際の公演で使用された舞台セットがそのまま再現されており、足を踏み入れた瞬間、まるで演劇の世界に入り込んだかのような感覚に包まれます。舞台芸術に関する研究論文もあわせて展示されていました。

豪華な室内を思わせるセットは、12月20日から21日にかけてstudio21で上演された《フローズン・ビーチ》(作:ケラリーノ・サンドロヴィッチ/演出:三井春花)で実際に使用されたもの。

カリブ海の小さな島に建つ三階建ての別荘を舞台にした、サスペンス・コメディです。
登場人物は五人の女性。そのうちの一人、咲恵役を演じた森本双葉さんは、「目の見えない役だったので、とても難しかったです」と振り返ります。

※お話しを伺った森本さん

実際のセットを使いながら、立ち回りを実演してくださいました。
「電話を取るときも、いきなり受話器をつかむのではなく、まず電話の位置を手探りで探してから受話器を見つけるんです」
黒電話から音が鳴って、大体どこに電話があるのかは分かるものの、黒電話自体に視線を定めることはありません。
まず、空間のなかで電話の位置を探る。手が触れた瞬間、はじめて顔の向きが定まる。そこからゆっくりと腕を上げ、受話器の輪郭を確かめる。そして中央の持ち手に指がかかったとき、ようやく咲恵は受話器を取ることができました。
段差の上がり方やソファの座り方ひとつにも、細やかな工夫が重ねられていました。舞台のリアリティは、こうした積み重ねによって生まれているのだと実感します。

プロダクトデザイン学科 ― 社会の一員として、挑戦を止めないプロダクトを

見晴らしのよい直心館で展示を行っていた学科の一つが、プロダクトデザイン学科です。
生活用品や家電、インテリア・家具、さらにはモビリティまで。モノづくり、そしてコトづくりを通して社会に働きかけるプロダクトを探究しています。
卒業制作では、担当教員が評価可能なものであれば表現方法は自由。
その言葉どおり、会場には学生それぞれの問題意識が色濃く反映された作品が並んでいました。

展示教室の奥に設えられた疑似的な生活空間。その一角に、生け花のように佇むオブジェクトが置かれています。

羽根のついた細い針がいくつも刺さり、ささやかながら確かな存在感を放っていました。
このオブジェクトは二対になっており、一方の前を誰かが通ると羽根が揺れ、離れた場所にあるもう一方も呼応するように揺れます。
ただ通りがかるのと、撫でるように触れるのとでは、揺れ方が異なります。
《honoke》を手がけた三木心暖さんは、遠隔地に暮らす人々の孤立感の軽減をテーマに制作しました。

※制作した三木さん

インターネットが発達し、電話やメールは容易になった一方で、曖昧な“気配”を感じることは難しい。そこで、通過や触覚に応じて揺れを変えるこのプロダクトを通して、離れていても存在をほのかに伝える仕組みを提案しています。

社会課題と向き合い、その解決をプロダクトとして具体化する。
学生たちが社会の一員として立ち、挑戦を続けている姿が印象的でした。

空間デザイン学科― 生活に不可欠な「空間」をよりよくデザインする

直心館と興心館で行われていた空間デザインコースの展示。人が暮らすうえで欠かせない「空間」をテーマに学び、社会課題を空間づくりの視点から解決していく本コースでは、展示空間そのものも学生自身が設計しています。

会場でひときわ目を引いたのは、大きな凧のインスタレーション。伝統工芸や自然の要素を取り入れながら、新たな空間デザインの可能性を探る提案がなされていました。

※制作した阪本さん

本作品を制作した阪本萌さんは、浜松まつりの目玉企画である凧揚げに参加したことをきっかけに、凧に強い関心を抱いたといいます。

江戸時代、召使いが主君への鬱憤を晴らすため、主君よりも高く自分の顔をかたどった凧を揚げたことが発祥とされる「やっこだこ」。阪本さんはその歴史的背景を踏まえつつ、文字を大胆にデフォルメした凧をデザインしました。
また、人の名前をかたどった凧も制作。それぞれの名前が持つ響きや印象を造形に落とし込み、空間の中に個性豊かな存在感を生み出しています。最近は箔押しによる表現にも取り組んでいるそうです。
「空」という広大な空間に向けて、凧の新たな意義を模索する阪本さん。卒業制作を経て、その探究はさらに広がっていくことでしょう。

文芸表現学科 ― 言葉で世界を編みなおす

小説、脚本、ノンフィクション、編集など、幅広い文芸分野を学ぶ文芸表現学科。人間館A棟の一室には、四年生たちが一年をかけて書き上げた多種多様な本が並びます。気になる作品はその場で手に取り、購入することも可能です。展示会場自体が、本屋さんのように佇んでいました。

会場にはブックカフェも併設。本とともに、こだわりのドリンクを楽しむことができます。
ドリンクは大きく分けて珈琲、紅茶、柚子の三種類。珈琲は北白川の自家焙煎珈琲専門店 自家焙煎珈琲 ヴェルディ の協力のもと、本格的な豆を使用し、注文ごとに一杯ずつ挽いて提供されます。紅茶や柚子も素材にこだわり、どれを選んでも丁寧な味わいです。
今年はドリンクメニューもさらに充実。カフェオレに黒糖を加えたスパイスコーヒーや、マシュマロとチョコソースをあしらったモカカリエンテジャバネッサなど、個性豊かな一杯が並びます。本を片手にゆっくりと過ごせる、落ち着いたカフェ空間が広がっていました。

歴史遺産学科 ― 歴史を学び、未来へつなぐ

千年の古都・京都をフィールドに、歴史遺産を研究し、展示というかたちで社会へ還元する歴史遺産学科。今年の展示は「博物館」をモチーフに、人間館で行われていました。

学生一人ひとりが学芸員となり、自身の研究成果を紹介。多くの学生が学芸員資格を取得する本学科の特性を活かした構成です。学科事務員をモチーフにした、最近博物館にいることが多いというゆるキャラや、教員を偉人風に紹介する演出もあり、会場はまるで本物の博物館のような雰囲気に包まれていました。

目を引いたのは、神輿の精巧な模型。制作した竹居能さんは、神輿を通して地域ごとの文化の違いを研究しています。幼少期から町おこしに関わり、大学では神輿サークル「上終神輿会」で活動してきた竹居さんにとって、神輿は身近でありながら歴史的にも興味深い存在でした。

※お話しを伺った竹居さん

参加者への聞き取り調査や実地参加を重ね、地域ごとの文化差を検証。神輿を彩る飾り紐の結び方にも地域差があることを示し、その違いを模型で再現していました。

それぞれの学生が、自らの研究に熱量をもって解説する歴史遺産学科の展示。研究と社会をつなぐ姿勢が、強く印象に残りました。

大学院 ― 研究と制作で、探究を極める

京都芸術大学の大学院は、本学の知的・創造的な核として位置づけられています。領域や分野を横断しながら、より専門的な研究と実践的な制作に取り組める場です。
展示内容は多岐にわたり、それぞれの領域で自らの問いを徹底的に掘り下げた成果が並んでいました。高い完成度と深い思索が、洗練された展示空間を形づくっています。

キャプションから「収納」をテーマにした作品であることがうかがえる展示の前で足を止めていると、作者のコウ・エイイさんが実際に作品を動かしながら解説してくださいました。

ティッシュボックスカバーや折り畳み式収納のように、用途や形が固定された収納ではなく、使い手や状況に応じて自在に変形できる収納はつくれないか──。そうした問いから生まれたプロダクトだといいます。
コウさんが手を加えると、収納はみるみる形を変え、大きくも小さくも姿を変えていきます。その様子を目の当たりにすると、一つのプロダクトが持つ可能性の広がりを強く感じさせられました。

表現は社会とどうつながるのか -学長が見る卒業制作展の可能性

本卒業展は、本学佐藤卓学長が数日かけて足を運び、全学科の展示を丁寧に見て回られました。2025年4月1日に学長に就任された佐藤学長に、初めて卒展を回った感想をうかがいました。

──今日一日回ってみて、どうでしたか?

「凄く刺激を受けました。まず着想が面白いものがいっぱいありましたね。着眼点が面白い。
 制作の技術的なところは、もちろんまだまだ鍛える必要があるとは思うけど、学生ですから、大切なのはテーマの設定とかですよね。それがとても面白かった。はっきり言って、想像を超えていました」

質問に対し、淀みなく言葉を重ねる佐藤学長。会場に並ぶ作品を見渡しながら、ひとつひとつに目を向ける姿が印象的でした。
「想像を超えていた」とまで言わしめた卒業制作展。その言葉からも、確かなレベルの高さがうかがえます。

──印象に残っている作品はありますか?

〇学科から提供

「いっぱいあったけど……、例えば情報デザイン学科だったりすると、世の中で通常ネガティブに扱われてしまうものを、とてもポジティブな視点で作品化しているものが多かったですね。ただ自分の、自発的な作品っていうことだけではなくて、ある問題に対してちゃんとメッセージを持ってるんですよ。それがね、ちょっとびっくりしましたね」

会場を巡りながら、佐藤学長が思い出すように語ったのが、情報デザイン学科の展示です。
自分の内側にある問いを社会へと接続し、観客へと差し出していく。そこには「個人の表現」にとどまらず、社会とリンクしたデザインを志向する学生の姿勢を評価しました。

──やはり、社会性を持っている作品が多い、というのは、喜ばしいことですか?

「社会性を持ってないアーティストやデザイナーっていうのは、なかなかこれから活躍するのが難しいと思うんですよね。やはりアートにしてもデザインにしても、自分のメッセージみたいなものを持っているべきだと思います。なにか種みたいなものをね、学生の作品にすごく感じました。
だからその着眼点や着想の種を、これから社会に出て、どう生かされていくのか、それが楽しみですね。だけど、種からすぐに芽が出る必要はないんですよ。10年たってから出始めても全然いいと思います。ただ、そういう思いとか、気持ちは持ち続けてほしいし、そうすると、いつかそれが芽になって花開く時が来ると信じていいと思います」

インタビューを通して、繰り返し語られたのが「社会性」という言葉でした。
その重要性は、今と昔では、どのように変化してきたのでしょうか。

──昔はそれほど、社会性のある作品はなかったのですか?

「昔はね、自分の作品、自己表現を見てくれ、みたいなものが多かった。でも、今の学生たちって、社会的なテーマに若い時からさらされて、このままでいいのかな、ってところから始まってる気がするんですよね。必然的に、社会性が当たり前のように身についているっていうか。
だから卒業制作では、学生自身の身近なテーマを背景にした作品が多かった。それが嬉しいですね」

過去には、環境問題やエネルギー問題といった課題は、現在ほど切実なものとしては認識されていませんでした。
しかし、そうした問題が複雑に絡み合い、日常の延長線上にある現代だからこそ生まれる表現がある。
佐藤学長は、その作品に宿るエネルギーについて、確かな手応えを感じているように語りました。

──最後に、今後学生に期待することがあれば教えてください。

 

「実は、何の心配もしていません。ちゃんと若い人たちは若い人たちなりに、考える力を持っているわけで。それを本当に期待しているので、もう全然心配していません。」

佐藤学長もこれまで数えきれない課題を乗り越え、時代を切り拓いてきたと言います。
いまを生きる新しい世代は、まったく新しい視点で課題に向き合おうとしている。もはや古い世代が設計図を描く時代ではなく、若い力そのものが、次の時代の「乗り越え方」を模索していく。
終始笑顔で語る姿からは、学生たちの積み重ねをまっすぐに受け止め、そこに確かな希望を見出していることが伝わってきました。

一日では収まりきらない、「はじまり」の展覧会


一日あっても、きっと二日あっても回りきれないほどの規模を誇る卒業制作展。どの作品にも学生たちの時間と試行錯誤が凝縮されており、つい足を止め、じっくりと見入ってしまいます。アニメーションやゲーム、論文、漫画などの読み物まで揃い、気づけば時間が溶けていました。

会場のどこを歩いても、心が躍る、学生や教員から話を聞けば、積み重ねてきた努力や作品に込めた思いがまっすぐに伝わってきます。そして作品そのものからも、「いま、このタイミングでこれを形にしたかった」という切実さが感じられました。
「ここで終わりではない」と語る学生も少なくありません。「これからブラッシュアップしたい」「リリースに向けて準備を進めたい」——卒業制作は完成形でありながら、次の挑戦への出発点でもあります。

本記事ではその一部をご紹介しましたが、キャンパス全体にはまだまだ多様な表現が広がっていました。13学科23コース、そして大学院7領域。それぞれの学びの積み重ねが、瓜生山のあちこちで花開いています。

ここでは、その広がりの一端を写真でお届けします。

美術工芸学科

 

マンガ学科

情報デザイン学科クロステックデザインコース

映画学科

アートプロデュース学科

こども芸術学科

環境デザイン学科

毎年、高い完成度と多様性に圧倒される卒業制作展。この時期の京都芸術大学は、単なる学びの場ではなく、学生たちの表現を社会へと接続する大きな発信拠点へと姿を変えます。
ここに並ぶ作品は、終わりであり、同時に“はじまり”でもある。
その瞬間に立ち会えることこそが、卒業制作展の醍醐味なのかもしれません。

(文:文芸表現学科 3年 千葉美沙希 作品写真:吉見崚 ※写真:広報課)

 

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    連絡先: 075-791-9112
    E-mail: kouhou@office.kyoto-art.ac.jp

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