COLUMN2025.12.01

教育

瓜生山でこどもが笑う -霜月 挑戦する季節―

edited by
  • 雑賀 隆子

瓜生山も ♪真っ赤だな 真っ赤だな 蔦の葉っぱが真っ赤だな 紅葉の葉っぱも真っ赤だな 沈む夕日に照らされて 真っ赤な頬っぺたの君と僕 真っ赤な秋に囲まれている♪(「まっ赤な秋」より)秋の自然に感動する気持ちが表現されている童謡です。

音育

澄んだ青空の中に、もみじや蔦の葉が赤く染まり、周りの木々の葉も黄色や黄緑…と様々な色に変わり、瓜生山は美しい衣をまとっているようです。さらに日が沈むと夕焼けがあたり一面を赤く染め上げ、見渡す限り「赤い」世界に変化します。

よいしょっと
何、つくる?

「赤」と言ってもよく見ると同じ「赤」ではないですね。「深紅」「真紅」「茜色」「紅赤」「朱色」「緋色」「金赤」「紅色」「韓紅色(からくれないいろ)など、微妙に異なる赤い色を表すのにもたくさんの言葉があり、その違いの美しさに感応して表現する日本語は、本当に素晴らしいと思います。

ゴシゴシ
しゅっ!

11月の保育園は、子どもたちの豊かな経験や発想から生まれた絵画や造形物を展示した「こども造形展」がありました。素晴らしい作品を生み出すこどもたちに、この自然の色を表現してもらうとどんな言葉が返ってくれるか楽しみです。
保育室の窓に映る秋の自然の不思議さに感動する今日この頃です。

 

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  • 雑賀 隆子Saiga Ryuko

    2025年度に学校法人 瓜生山学園 認可保育園 こども芸術大学 園長就任。

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