
辺りがだんだんと暗くなり、空がひび割れるかのように稲妻が走った午後。
小さな子どもたちの大きな音に驚いて泣き叫ぶ声が響きます。一方では、窓に張り付いてその不思議な自然現象に見とれる子どもたちもいます。空中の放電現象によるものですが、その大音響の「雷」が夏の季語なのに対し、「稲妻」が秋の季語となっているのは、稲の結実期に多く起こるので、これによって稲が実ると信じられていたからだそうです。



様々な植物が実るこの時期は、夏の暑さを乗り越えた子どもたちも心身ともに実りを迎えるようです。言葉が増え、おしゃべりが盛んになったり、一人で遊ぶのが楽しい姿からお友だちと関り、一緒に遊ぶのが楽しくなります。



豊かな経験が、自分の気持ちを自分なりの言葉で表現でき、言葉に対する感覚や言葉で表現する力を養います。豊かな感性は、瓜生山の風の音、雨の音や草花の色…自然の中にある音、形、色など身近な環境と十分に関わる中で美しいもの素敵なもの、心を動かす出来事に出会い、そこから得た感動をお友だちや保育士と共有し、さまざまに表現することなどを通して養われるのでしょう。
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雑賀 隆子Saiga Ryuko
2025年度に学校法人 瓜生山学園 認可保育園 こども芸術大学 園長就任。