COLUMN2025.10.01

教育

瓜生山でこどもが笑う -長月 こころとからだをひらく季節―

edited by
  • 雑賀 隆子

暑い暑い9月です。外遊びもままなりません。それでも瓜生山は、少しずつ秋の気配を感じています。くり、どんぐり、まつぼっくり…子どもたちの手のひらに、いろいろな木の実が握り締められるようになりました。

お~い!
よいしょ!よいしょ!

さあ、これから行く山の自然の中で子どもたちはどんな発見をして行くことでしょうか。
耳を澄ますと夏とは違う、いろいろな音が聞こえてきます。蝉の鳴き声も夏のものとは違います。それから草むらの陰からは、虫たちの囁きのようないろいろな声も聞こえてきます。葉っぱの色も夏の色とは全く違い、少し黄色く染まったり、赤く染まったり…子どもたちは、それを宝物といいます。

お地蔵さまへお参り

夕方、西の空を見ると太陽がオレンジ色に輝いて山のお家に帰っていきます。一早くそれを見つけた子どもが、指差して「見て、先生見て」と声をかけてくれます。日が暮れるのも早くなりました。

なんとなく子どもたちの表情も寂しそうになりますけれども、お迎えに来てくれたお父さんやお母さんの姿を見た途たん、子どもたちの目は美しい夕日のように輝きます。

むぎゅむぎゅ、大好き!

 

京都芸術大学 Newsletter

京都芸術大学の教員が執筆するコラムと、クリエイター・研究者が選ぶ、世界を学ぶ最新トピックスを無料でお届けします。ご希望の方は、メールアドレスをご入力するだけで、来週より配信を開始します。以下よりお申し込みください。

お申し込みはこちらから

  • 雑賀 隆子Saiga Ryuko

    2025年度に学校法人 瓜生山学園 認可保育園 こども芸術大学 園長就任。

お気に入り登録しました

既に登録済みです。

お気に入り記事を削除します。
よろしいですか?