
1月は「行く」の言葉通り、巳年の1月があわただしく行ってしまいました。
寒い中でも子どもたちは、毎日瓜生山へ出かけていきます。雪の日は雪を楽しみ、元気いっぱいに遊んでいました。子どもは風の子です。
「鏡開き」
保育園では、毎年お正月に鏡餅をお飾りし、「鏡開き」で鏡餅を開いて年神様をお送りします。そして神様の力が宿った鏡餅を食べることで、その力を授けてもらい、この1年が健やかで幸多い年になりますようにとお願いするのです。

「餅花つくり」
まつ組からさくら組までみんなで五穀豊穣を願う餅花を作りました。お餅を柔らかくして、食紅で色をつけ、紅白のお餅を枝につけました。そして、床の間やお部屋に飾りました。


「しめ縄の返納」
年末にさくら組が作って玄関にお飾りしていた「しめ縄」をさくら組とうめ組で田中神社に返納してきました。田中神社の巳年の大きな絵馬で記念写真を撮りました。
1月には日本に伝わる伝統的な年中行事があります。子どもたちは日常生活の中で実体験していました。

「雪だ!」
京都には珍しい雪が降り、園庭や望天館に積もっていました。子どもたちは朝から大喜びでした。雪がうれしくてたまりません。雪の魅力に寒さも吹っ飛びました。


「こども芸術学科との交流」
今月は、こども芸術学科の2回生や3回生が授業で来てくれました。絵本、マリオネット、でんでん太鼓、鬼ごっこといろいろな内容で、子どもたちはたくさんの遊びを経験していました。このような交流ができることは、子どもにとっても学生にとっても貴重な体験です。こども芸術大学ならではのことで、改めてとても恵まれた環境の中にあると実感しました。

冬の寒さの中でも元気いっぱいの子どもたち。瓜生山も温かく見守ってくれています。
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西井 薫Kaoru Nishii
1978年京都教育大学音楽科卒業。京都市立小学校4校(20年間)京都教育大学附属京都小学校(8年間)附属桃山小学校(8年間)。市立と国立(独立行政法人)合わせて36年間小学校勤務。その後、教育実習生の指導に長年携わってきたことから京都教育大学教職キャリア高度化センタ―に籍を置いた。実地教育運営委員会の委員長として、大学と附属学校園のパイプ役にという思いで勤務した。大学の授業では、教員を目指し入学してきたかつての教え子たちに再度関われる幸せな機会を得られた。また、日英の教員養成を比較研究するプロジェクトに参加することができ、大きな成果があった。
音楽教育では、伝統文化を継承していくことの重要性を実感し、附属桃山小学校の音楽科では、伝統音楽(筝、三味線、六斎、祇園ばやし)が教科カリキュラムに組み込まれている。