COLUMN2024.10.31

教育

瓜生山でこどもが笑う             -神無月 挑戦する季節 ―

edited by
  • 西井 薫

 10月も後半になり、日中は気温の高い日もありますが、朝夕は秋風を感じるようになってきました。季節は確実に進み、日の入りが早くなってきています。「秋の日はつるべ落とし」とはよくいったものです。

 

 「親子運動の日」
 10月は子どもたちにとって楽しみの「親子運動の日」がありました。今年も乳児クラスと幼児クラスの2部制で行いました。乳児クラスにとって、講堂は大きすぎるということで、今年は講堂を半分にして開催しました。幼児クラスは例年通り全体を使って行いました。どのクラスも、普段の保育で取り組んできたことをもとにして、子どもたちと一緒につくっていきました。そして、年齢が上がるごとにできることも増えていき、成長していく姿が見られました。保護者の方々も参加して、子どもたちと一緒に身体を動かし「親子運動の日」を楽しんでいただきました。

くり組(1歳児クラス)くだもの取ろうね。
まつ組(2歳児クラス)飛行機ビューン
もみじ組(3歳児クラス)レゴランドへGO!
うめ組(4歳児クラス)親子でパラバルーン
さくら組(5歳児クラス)二人三脚、急げ急げ
さくら組(5歳児クラス)ゴール!!

 

 「保育参加」
 「保育参加」がさくら組(5歳児クラス)から始まりました。「保育参観」ではなく「保育参加」というのは、保育の中での子どもたちの様子を参観するだけでなく、子どもたちと一緒に活動するというものです。今年度は、天気予報が曇りか雨だったので、晴れバージョンと雨バージョン、保護者には瓜生山に出かけることと室内で活動することの両方を体験してもらいました。

 さくら組(5歳児クラス)
 前日が雨だったので、まず園内ホールでの活動をしました。ドッジボールでは、コートを子どもたちが準備して、子どもたち同士、そして親子対抗で行いました。次は、親子対抗の綱引きをしました。子どもたちの必死な様子が伝わってきました。天気が良くなってきたので、いつも出かけている瓜生山へ。子どもたちが「鬼のわな」を仕掛けている場所にでかけました。急な斜面をどんどん登っていく姿に子どもたちの成長を実感されていました。

対戦よろしくお願いします!
力をこめて、ひっぱれひっぱれ
急な坂もなんのその

 うめ組(4歳児クラス)
 この日は午後から雨という予報だったので、まず瓜生山へと出かけていきました。能舞台からの景色を保護者に見てほしいという子どもたちの願いがあり、保育園から畑、能舞台へ行きました。親子でじっくりと景色を楽しんだ後、鬼ごっこをしました。そして保育園に戻って着替えの様子を見てもらった後、ホールでパラバルーンをしました。子どもたちだけ、そして親子、親だけといろいろなバージョンで楽しみました。

一緒にあそぼ
大好きパラバルーン

 瓜生山は、子どもたちの元気な様子を見て、微笑んでいることでしょう。

  • 西井 薫Kaoru Nishii

    1978年京都教育大学音楽科卒業。京都市立小学校4校(20年間)京都教育大学附属京都小学校(8年間)附属桃山小学校(8年間)。市立と国立(独立行政法人)合わせて36年間小学校勤務。その後、教育実習生の指導に長年携わってきたことから京都教育大学教職キャリア高度化センタ―に籍を置いた。実地教育運営委員会の委員長として、大学と附属学校園のパイプ役にという思いで勤務した。大学の授業では、教員を目指し入学してきたかつての教え子たちに再度関われる幸せな機会を得られた。また、日英の教員養成を比較研究するプロジェクトに参加することができ、大きな成果があった。
    音楽教育では、伝統文化を継承していくことの重要性を実感し、附属桃山小学校の音楽科では、伝統音楽(筝、三味線、六斎、祇園ばやし)が教科カリキュラムに組み込まれている。

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