COLUMN2023.08.24

教育

葉月 こころとからだをひらく 季節 ― 瓜生山でこどもが笑う #34

edited by
  • 西井 薫

まだまだ残暑厳しい毎日が続いています。

今年は「熱中症警戒アラート」という言葉をよく聞きました。このような暑い中ですが、子どもたちは水遊びをしたり、山に行く時は牛乳パックで水を凍らせて持って行ったりしています。

園庭では、まつ組(2歳児)が凍らせた色水でお絵かきを楽しんだり、もみじ組(3歳児)がアイスキャンディーのように凍らせた色水でスタンプしたり、筆のように描いたりしていました。うめ組(4歳児)は、ペットボトル水てっぽうを楽しんでいました。

このように暑い夏も子どもたちにとっては、思いっきり水遊びができる楽しい季節です。

氷のお水でお絵かきしよう(まつ組)
手も使っちゃおう(もみじ組)
水が飛び出すよ!(うめ組)


京都では各町内にお地蔵さんが祀ってあって、8月後半に地蔵盆をするのが年中行事となっています。

本園では、園庭にお地蔵さんと観音さん、ピッコリーとバス停に2つのお地蔵さんがいらっしゃいます。園庭のお地蔵さん、観音さんはもみじ組(3歳児)とうめ組(4歳児)がきれいにしてくれました。

さくら組(5歳児)は、バス停近くにあるお地蔵さんとピッコリーの前のお地蔵さんをきれいにしてくれました。そしてお地蔵さんにみんなの健康をお祈りしました。

みんなで新しい前かけ作ろうね
お地蔵さんきれいにしますね
お地蔵さん、みんなを守ってください
ピッコリー前のお地蔵さんもよろしくお願いします


今年は初めて小学校探検にでかけました。
それぞれの学校に行く就学児検診の前に、小学校の校舎や運動場の大きさを体験してもらおうと企画しました。一番保育園から近い「北白川小学校」に徒歩で向かいました。

道中はとても暑くて大変でしたが、教頭先生がクーラーのきいた家庭科室に案内してくださってほっと一息つきました。家庭科室、保健室と運動場、プールを探検しました。
学校の敷地内にある児童館には、一昨年と昨年の卒園生がお世話になっていました。

教頭先生とお別れするときに、「こんな小学校に来たいな。」と感想を言ってくれたお友だちもいました。少しは小学校に対してのハードルが低くなってくれたかなと感じました。園に帰ってきてからは、印象に残ったところを描いて部屋に飾っていました。

保健室からのお知らせです。
あんなところに巣箱が
運動場って広いね
みんなそろって はいパチリ

 

瓜生山は、暑い夏の日には私たちに木陰を作ってくれています。
あと少しの間は、山の風にふかれて、ほっとした時間を作ってくれることでしょう。

 

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  • 西井 薫Kaoru Nishii

    1978年京都教育大学音楽科卒業。京都市立小学校4校(20年間)京都教育大学附属京都小学校(8年間)附属桃山小学校(8年間)。市立と国立(独立行政法人)合わせて36年間小学校勤務。その後、教育実習生の指導に長年携わってきたことから京都教育大学教職キャリア高度化センタ―に籍を置いた。実地教育運営委員会の委員長として、大学と附属学校園のパイプ役にという思いで勤務した。大学の授業では、教員を目指し入学してきたかつての教え子たちに再度関われる幸せな機会を得られた。また、日英の教員養成を比較研究するプロジェクトに参加することができ、大きな成果があった。
    音楽教育では、伝統文化を継承していくことの重要性を実感し、附属桃山小学校の音楽科では、伝統音楽(筝、三味線、六斎、祇園ばやし)が教科カリキュラムに組み込まれている。

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