雨と晴れが交互に訪れていた6月。植物は雨の恵みをしっかりと受け、大きく成長しています。
街のあちこちにはアジサイが見られ、雨の日を美しく彩ってくれています。子どもたちは雨の日以外は元気に瓜生山へ出かけていき、季節を身体で感じています。
今月の避難訓練は、左京消防署にご協力いただきました。全員がホールに集まり、消防署からお借りした火事の紙芝居を読んでもらい、いったんそれぞれの部屋にもどり、避難訓練を開始しました。
先生のまわりに集まり指示をしっかりと聞いた後、ホールに集合して避難用の靴をはき、非常階段から望天館に向かいました。消防署の方々には、子どもたちの避難訓練の様子を見てアドバイスをもらいました。
その後は、お楽しみの消防車見学です。くり組(1歳児)からさくら組(5歳児)まで全員が間近で見学し、外側だけでなく中(側面と後面)を開けて、道具類についても詳しく説明していただきました。
各クラスで消防車と記念撮影した後、消防車はサイレンを鳴らし、瓜生山を後にしました。1年に一度の子どもたちにとってはとても楽しみな避難訓練日です。
こども芸術学科の3回生が、「こどもと生活」「実習指導保育所Ⅰ」という二つの授業で保育園の子どもたちにいろいろな遊びを紹介してくれました。どちらも学生が自分たちで考えた保育案を実践するというものです。一生懸命考え、いろいろな準備していて、子どもたちは大喜びで学生たちと遊んでいました。
6月24日(土)、今春卒園した第3期卒園生が集まる「卒園生のつどい」がありました。京都以外に引っ越したお友だちも含め、卒園生11名全員が集まりました。みんなすっかり保育園時代にもどって、懐かしく楽しくて、最初はなかなか落ち着かない様子でした。
最初はホールで全員が、小学校で今一番楽しいことを発表しました。遊び時間が楽しい、本を読むのが楽しい、勉強が楽しい等々いろいろな「楽しい」がでてきました。小学校に入学した当初は、みんな保育園生活との違いに戸惑っていたと思いますが、3か月経つとそれぞれの楽しさを見つけて、元気に学校に通っていることがわかりました。
発表の次は、毎日出かけていた瓜生山に出発です。懐かしい道を通って、畑から「山の家」に行きました。そこでは、おにごっこをしたり、山の家で遊んだりと思い思いに楽しんでいました。
保育園にもどってきて、最後にみんなで記念写真をとりました。
瓜生山も、みんなの成長を喜んでくれていたと思います。
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西井 薫Kaoru Nishii
1978年京都教育大学音楽科卒業。京都市立小学校4校(20年間)京都教育大学附属京都小学校(8年間)附属桃山小学校(8年間)。市立と国立(独立行政法人)合わせて36年間小学校勤務。その後、教育実習生の指導に長年携わってきたことから京都教育大学教職キャリア高度化センタ―に籍を置いた。実地教育運営委員会の委員長として、大学と附属学校園のパイプ役にという思いで勤務した。大学の授業では、教員を目指し入学してきたかつての教え子たちに再度関われる幸せな機会を得られた。また、日英の教員養成を比較研究するプロジェクトに参加することができ、大きな成果があった。
音楽教育では、伝統文化を継承していくことの重要性を実感し、附属桃山小学校の音楽科では、伝統音楽(筝、三味線、六斎、祇園ばやし)が教科カリキュラムに組み込まれている。