SPECIAL TOPIC2023.05.24

アートマンガ・アニメ映像

人の感情を見る眼が線となり心を動かす 米山舞「EYE」

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  • 京都芸術大学 広報課

新しい時代の「若者たちの神々」

『若者たちの神々』という、かつてジャーナリストの筑紫哲也が、朝日ジャーナル誌に連載したインタビュー集がある。1984年、筑紫は雑誌の刷新にあたり、若者に絶大な支持を受けていた80年代の旗手を取り上げた。その記念すべき一人目が、その前年の1983年に刊行した『構造と力』が思想書としては異例の15万部のベストセラーとなり、「ニュー・アカデミズム」(ニューアカ)を牽引した浅田彰(大学院芸術研究科教授、ICA京都所長)だ。浅田はフランスの構造主義、ポスト構造主義の思想家を、チャート式の受験本のような手法で、鮮やかに見取り図を提示した。

それから40年。2020年代の「若者たちの神々」は誰だろうか?イラストレーター、アニメーターとして活躍する米山舞もその一人といってよいだろう。米山は「神絵師」と称されているからだ。米山は、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズで著名なガイナックスに入社後、さまざまなアニメのアニメーター、作画監督などを経て独立。小説やゲームのイラストも手掛け、イラストレーターとしても活躍していく。

今、キャラクターデザインの職業に憧れる美術・芸術大学の学生たちの誰もが知るようになったのは、イラストのプラットフォームサイト、pixiv(ピクシブ)の影響も大きい。独立後、米山もpixivに投稿するようになり、その圧倒的な画力によって、多くのファンを魅了してきた。

ピクシブと提携した通信教育部 イラストレーションコースのキービジュアル《DISCOVER》(2021)


ただし、イラストといっても米山の場合、静止画とは一線を画するものだろう。アニメーターから出発した米山の絵には「動き」があるからだ。その一つはいわゆるキメのようなポーズの決まった瞬間ではなく、その間の「動き」を捉えている。もう一つは、微妙な感情の揺れとしての「動き」を描いているのだ。例えば、AからBへ向かう不安定な感情の移行期を描いているから、鑑賞者も感情を揺り動かされる。それらは「1mm単位で計算している」という。

つまり、米山の描く絵は、その奥に何百枚ものイメージが潜んでおり、そのシークエンスの中から厳選した1枚を取り出しているということになる。米山のイラストを見た人々が、他のイラストレーターとは「ちょっと違う」と感じるのは、イラストの奥にある膨大なイメージを感じるからだろう。なかでも特徴的なのはやはり眼と細やかな手の表現といってよいだろう。

米山は、作画監督として一番得意なことについて「作画全体のキャラクターの一貫性を維持すること」と「感情表現」を挙げている。米山に、感情表現が得意な理由を問うと、それまでのアニメーションの表現の蓄積や自身が女性であるということに加えて、姉の影響でたくさん読んできたという少女漫画の表現が元にあるという。

さらに特徴的なのは、光学的な処理だろう。通常、イラストレーターは、自分の描くイラストに「レンズ」を意識することはない。前提として「裸眼」で見ているからだ。しかし、アニメーターは、もともと描いたセル画をカメラで撮影して動かすことが前提にあるため、レンズの収差(画面の端の歪み)やフォーカス(被写界深度によるピントとぼけ)、キャラクターと背景の影などを意識する。さらに、描いたキャラクターに演技をさせなければならないので、カメラマンの視点を持っているのだ。米山は「カメラワークは常に意識している」と語る。

ウルトラファクトリーで制作する米山舞


近年、米山はイラストレーションを超えて、自身が生み出したキャラクターを空間に展示するアート作品にも力を入れている。米山に加えて、PALOW. 、セブンゼル、NAJI 柳田、一才、BUNBUN、タイキ、高木正文ら7人で結成した、イラストレーションを主体としたクリエイティブ集団SSS by applibotでは、積極的に展覧会を開催し、見に来る人々との対話を重視してきた。また、今年の2月からホテルアンテルーム京都で開催された展覧会「SSS Re\arise」では、京都の伝統工芸の職人と組んで、最先端のイラストレーションと京都の伝統技法による新たな世界観をつくりあげている。

「Re\arise #1.5 EXHIBITION KYOTO」(2023)


2021年には、サーチギャラリー(ロンドン)で開催された、25カ国から70人以上のアーティストが集まる「START ART FAIR 2021」に選出されている。そこで米山は、16種類の花々とその花言葉をイメージしてキャラクターが変化していくという、16組の集合作品《00:00:00:00》(シーケンス)を出品する。それらをつなげるとアニメーションにもなり、少女から女性へ成長していく物語になるという、新たな表現を開拓した。静止画と動画、時間と空間をつなげた、米山にしかできない表現といってもいいだろう。そして2021年「EGO」以来、2年ぶりに満を持して、米山の新たな空間表現として、PARCO MUSEUM TOKYOで「EYE」展が開催された。
 

時間の動きから空間の動き、そして感情の動き=感動に

2023年5月12日(金)から29日(月)まで開催されている米山の展覧会は、近年開拓したさまざまな表現が展開された。EYEは、自身の「目」を通して見えているものが、観客の「目」にどのように映るのかをテーマにしていると同時に、眼が大きなモチーフになっている。微細な感情表現を得意とする米山がもっとも力を入れているのが眼であるということもあるだろう。日本人は特に眼の動きで表情を読み取る傾向が強いこともあるかもしれない。そして、何より眼はその人の内面への入口でもある。

会場入り口には、カネボウのグローバルメイクアップブランド『KATE(ケイト)』の「欲コレクション」の商品パッケージや、インスパイアされてアーティスト、Eveが書き下ろした楽曲『YOKU』に合わせて監督とキャラクターデザインを務めたオリジナルMVのアニメーションが上映されている。また、商品パッケージのキャラクターを融合させた平面作品や、実際に使用された絵コンテを組み合わせた平面作品が並ぶ。そこでも眼や光の変化が精細に描かれている。さらに、監督・コンテ・原画・撮影を担当した、Netflixのアニメ『Cyberpunk:Edgerunners』のエンディングムービーと印象的なカットが展示されており、アニメーターとしての幅広い表現にも魅せられる。

左側・中央:『KATE(ケイト)』「欲コレクション」 右側:『YOKU』(撮影:株式会社カロワークス)
左側:『Cyberpunk:Edgerunners』(撮影:株式会社カロワークス)


次のコーナーでは、新たに生み出した、眼の映像だけをフレームに入れた作品「EYE」シリーズが展示されている。わずか数日で描いたというから、その早さとクオリティには驚くしかないが、まさに視線の高さに眼だけが動き、表情が変化していくことにハッとさせられる。これもアニメーションを1点ものの作品にするための挑戦だという。実際、この映像はここでしか見ることができない。もしこれが部屋にあれば、一瞬で雰囲気を変えることができるだろう。

さらに、サイズの大きい《gift》は、作品の前に立つと人感センサーによって、モノクロのキャラクターが眼を開き、カラフルな色彩と表情に変化していく。まるで生きたものに出会うような感動がある。まさに「生命を吹き込む魔法」(ディズニー)である。しかし、それが生々しすぎず、観客の想像の余地を残す余白があることもポイントだろう。このようなアニメーションがスマートフォンやPCモニター、テレビのような見るための映像装置ではなく、空間に存在していたらどのような表現になり、どのような体験になるのか、新たなアニメーションの可能性を提示しているといえる。

左から「EYE-ÆFFECT」の作品群、《gift》(撮影:株式会社カロワークス)
センサーに反応して絵が動き出す様子


次の部屋には、動画ではなく、静止画の表現が並ぶ。しかし、単なる静止画ではなく、別の形でアニメーションの表現を活かしている。それはレイヤーである。アニメーションは、セル画が透明であり、幾つかの層を分離させたり、結合させたりすることで映像をつくっている。その多層性をアクリルを使って表現しており、上層部と下層部を組み合せることで、描かれたキャラクターに複雑な表情を生み出している。「SKIN」と題されたこのシリーズは、「アクリルのレイヤー構造=皮膜として捉え、人の二面性や奥にある精神性を各々のアプローチで出力した作品群」と解説されている。

しかし、そこで使われているのは単なるアクリルではない。例えば、顔料や染料などの色素を含まず、光の反射で発色する構造色と言われる特殊なインクなどが使われている。構造色は、自然界ではタマムシやモルフォ蝶、貝殻などに見られ、それ自体が発色するため、鮮やかで豊かなグラデーションになるのが特徴だ。さらに、上層部を反転させ裏面にし、下層部に鏡体を取り付けて、上層部の隙間から表面を見せる表現など、絵だけではなく、透過や反射、影によって、キャラクターの複雑な表情をつくりだしている。特にドキリとさせられるのが《SKIN-WAVE》だ。女性の胸部の表面は見えないのだが、下層のアクリルに骨が見えている。しかし、実際には奥のアクリルには何も描かれてない。上層部の線の影が骨のような像を写しているのだ。

右側:「SKIN」の作品群(撮影:株式会社カロワークス)
右から2番目:《SKIN-WAVE》


光が当たることでできる陰影や反射、人間が見ることによって初めて生まれる微細な表現が「SKIN」なら、メディウム自体に光を組み込んだのが、「AEFFECT」のシリーズだろう。「AEFFECT」とは、「AFFECT(情動)」と「EFFECT(効果)」の造語で、米山が幼少期に魅せられたアニメーションの透過光といった光の表現をイメージし、心の動きを生むエフェクトを光学的なメディウムでつくりだしたものだ。「AEFFECT」では、差し込む光、見る角度によって色が変わる「ダイクロイックフィルム」、波長選択する「回析格子フィルム」、アクリル板の面上が均一に光る「導光板」、裏側が透けない「乳白アクリルプリント」など複雑な光の効果を生み出すメディウムを使い、ビームライトやLEDバーライトなどで発光させている。

驚くべきことは米山が光学研究者しか熟知していないような光のメディウムを、表現の手段として使いこなしていることだ。例えば、導光板を用いた《AEFFECT―BLAZE》は、デジタルのR(赤)、G(緑)、B(青)のアクリル板を用いているが、3層が重なる場所は「白」になっている。テレビと同じ加法混色の原理で3原色を混ぜると白色になるからだ。それをうまくフラッシュのような表現に活かしている。

癖のあるメディウムが最終的にどのような効果を生むのかイメージできないと表現することはできない。それが実現できているのも、映像の本質が光であることを捉えているからかもしれない。そして、重要なのは、一貫して「光」と「動き」がテーマになっていることだろう。米山にとって、「動き」は物理的、身体的な動きだけではない。感情や心も「動き」なのだ。その究極が「感動」といってよい。そして、絵だけではなく、鑑賞者の心も動かすことが狙いだといってよいだろう。

右側:「ÆFFECT」の作品群(撮影:株式会社カロワークス)
《ÆFFECT―BLAZE》
横から見た様子


憧れから協働へ。ウルトラファクトリーとの共同制作

ウルトラファクトリーとの共同制作作品群(撮影:株式会社カロワークス)


そして、最後のコーナーでは、米山が新しく取り組んだよりマテリアルや形が重視された大型の作品が並ぶ。実はそれが京都芸術大学の共通工房ウルトラファクトリーで3月から取り組んだ作品群なのだ。実は米山やPALOW.など、SSS by applibotのメンバーは、京都芸術大学通信教育部デザイン科イラストレーションコースで講師を務めているが、通信のため対面で人に教えたり、一緒にスタジオで制作したりする機会はほとんどなかった。

今年1月、ホテルアンテルーム京都での展覧会準備も兼ねて、京都芸術大学に訪れたとき、ウルトラファクトリーの設備や支援体制を知り、そのポテンシャルに感激する。そして、5月の展覧会に向けて、急遽、「ウルトラプロジェクト」のプロジェクトチームが結成され、出品作品が制作されることになったのだ。

そこで選抜されたのが、菅原菜都乃、團隆希、内田佳佑、岡本遼、NIieechiの5名だ。特に菅原と團は、中心のメンバーとなって米山をサポートした。実は菅原も團も、米山の作品には大きな影響を受けていたという。特に、團はガイナックスから独立した制作チーム、株式会社トリガーでフリーランスとして参加したアニメ『キルラキル -KILL la KILL-』など、作画監督として「米山舞」という名前を目にするようになったという。いっぽうで、pixivやライトノベルの表紙や挿絵で活躍する注目のイラストレーターとして「米山舞」も目にするようになる。最初はその活躍が双方に突出しているので、同一人物とは思ってなかったという。しかし次第に同じ人間だと知り憧れの対象となる。

いっぽう菅原は、pixivの人気クリエイター達が同じテーマでイラストを描く、60分間のドローイング配信イベント「pixiv ONE」のYouTubeアーカイブを見て衝撃を受ける。高校二年生の時、新型コロナウィルスの流行が始まり、家で閉じこもっているときに、わずか1時間で、雨が降っている車窓に、水滴をつけるリアルな表現を見て、自分のやりたかったことを見出したという。米山が使うPhotoshopのテクニックは写真加工の技術も応用されており、まさに、イラストと光学の両方の知識と感性があるから可能なことだろう。菅原は、米山が京都芸術大学の通信コースで講師をしていることを知り、一番夢に近い学校として京都芸術大学を選んだという。


【pixiv ONE】米山舞によるイラスト解説 〜1時間で絵を描く!〜


團と菅原らは、米山を迎えるにあたり、ディレクターのヤノベケンジ(美術工芸学科教授)よりウルトラファクトリーの機材に習熟しておくことを指示された。とはいえ、膨大にあるスタジオの機材を全部理解するのは難しい。今年で4年生になる團もこのようなことがなければ、スタジオの機材を触る機会もなかったので、非常に勉強になったという。そして、驚いたのが米山の機材のチョイスだったという。米山は短期間に自分の表現を活かすための機材を正確に選んでいった。

なかでもアクリル板をカットするレーザーカッターやプリントするUVプリンターは使用頻度が高いため、カッティングするためのパスデータの制作など菅原も早い段階から訓練した。それが活かされたのが、1200mm四方の巨大な作品《JOY-RGB》だ。円形の台に置かれた《JOY-RGB》は、無数の複雑なアクリル板が組み合わされ、放射線状に飛び出している。フレームのない表現といってよく、さらに赤、黄、青のライトが当てられ、光から形へ変容していくような作品だ。

《JOY-RGB》(撮影:株式会社カロワークス)


また、一番奥には巨大なカンヴァスの作品が展示されている。展覧会のタイトル、ビジュアルイメージとなっている「EYE」を1940×1303mmの巨大な平面作品にしたものだが、単なる「平面」ではない。今までアニメーションの動きを透過したり反射したりする層に置き換えていたが、ここではカンヴァスにUVプリントをした上で、アクリル絵具やFRPによるレリーフ、アルミニウムなどマテリアルによって表現されている。触れられる物質の中に動きをつくり出す新たな挑戦といってよいだろう。光沢感があるFRPや透過するアクリル、アルミニウムといった人工的な抑揚のある物質で、エフェクトを表現しており、それらがライティングで生まれる陰影によって強調されている。

《EYE》(撮影:株式会社カロワークス)
ウルトラファクトリーでの制作の様子
アルミニウムのパーツを制作する團


また、シルクスクリーン作品も新たな挑戦になる。これもウルトラファクトリーのシルクスクリーン工房で制作されたものだ。横長のワイドな画面には、女性が走りながら変化していく様子が描かれている。1枚の絵ではあるが、エドワード・マイブリッジの連続写真のように描かれており、分割するとアニメーションのように動き出すことがイメージできる。線と版による表現ということで言えば、浮世絵と比較できるかもしれないが、浮世絵が現在の写真の表現のようなフレーミングと決定的瞬間、あるいは歌舞伎役者のポージングのようなキメの瞬間をとらえているとしたら、米山のシルクスクリーンはアニメーションの原点とも言われる『鳥獣戯画』のようなダイナミックな動きを表現しているものだ。さらに、その動きは、物理的な動きに加えて、女性の「成長」も表現しており、短い時間軸と長い時間軸が重ねられている。色相環のように寒色から暖色に至る版の色彩は、その変化に彩(いろどり)を与えている。

《MORPH》(撮影:株式会社カロワークス)
制作の様子(左から米山、菅原、團)


菅原が米山の絵の魅力は「柔らかな線」と指摘しているが、1本のリボンがほどけて、広がっていくように、線が途切れることなく、1枚の絵になっていく様は優雅である。これも米山が新たに生み出した「動き」と言ってよいだろう。ウルトラファクトリーと参加した学生は、まさに、米山の新たな挑戦に立ち会い、共に成長していった。その様子は、1本のドキュメンタリー映像としてまとめられ、展覧会場にも流されている。それももう一つの変化と成長の物語である。(ドキュメンタリー映像:片山達貴)

展示会場で投影されるドキュメンタリー映像(撮影:株式会社カロワークス)

 

人間の感情を知ることで得られる人間の表現

テクノロジーが進化し、まさにChat GPTをはじめとした生成AIは、静止画を超えて動画にまで及んでいる。近い将来、アニメーターの仕事の大半は、AIに奪われるかもしれない。米山は、アニメーターの「出力」を広げたいと言う。たしかに、アニメーターの持つ技能は、このような芸術表現においても大いに活かされるだろう。

このような第一線で活躍するクリエイターと身近に接して、学生はどのように感じただろうか?菅原は、米山に最も感銘を受けたのは「人間性」だという。米山の技能や発想力、展開力は言うまでもない。しかし、人を許容しチームワークをつくり出す人間性は、集団制作をする作画監督として必要不可欠な能力でもあろう。米山は「人と一緒にものをつくり上げる喜びは、アニメーション業界で教わった」と記している。團も、「自分たちの世代は、コロナ禍で最初はオンラインの授業しかなく、我慢を強いられてきたけど、最後にこのような機会が得られて本当によかった」と語る。しかし、ヤノベによると團や菅原は、それに値する努力をしてきたと指摘する。つまり、彼らに人間性があるから認められたのだ。

菅原は、米山と対話する中で、これまで自身が物語を膨らませて、1枚の絵に描いてきたけれど、物語も描いた方が向いていることに気付いたという。それで今は漫画家を目指しており、1ページの漫画しか描いたことがなかった彼女は、すでに40ページの漫画を描いたという。米山にかけられた「頑張らないと夢に失礼」という言葉に心を動かされたのだ。團もアニメーターを目指すようになったという。それは米山がアニメーターを起点に、幅広い表現を獲得したからでもあるだろう。

米山の表現を見ると、結局、人間の心を動かすのは、心を持った人間の力であり、それを理解しているからこそ、微細な表現ができる、ということがわかる。米山によると、クライアントワークではない作品のモチーフは自分自身であるという。しかし、そこには他人が感情移入できる多くの要素が含まれている。AI時代にクリエイターがもっとも必要なのは、他人を知り、自分を知ることだということを作品が雄弁に物語っている。米山の眼がこれから何を見て、どのように心を動かしていくのか。学生にとっても米山にとっても今回の経験は大きなターニングポイントになるに違いない。

(取材・文 三木学)

 

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