新しい年を迎え、1か月が過ぎました。睦月は挑戦する季節。こども芸術大学では、年末年始の年中行事を大切にしています。正月飾りには、裏白やゆずり葉など瓜生山からいろいろな恵みをいただいています。また、お正月ならではの「伝承あそび」に子どもたちは夢中になっていました。
今年一番の寒波が京都にも到来し、大人には厳しいことが多かったですが、京都市内に住む子どもたちにとっては、雪がたくさん積もり雪で遊ぶという、またとないよい経験になりました。
お正月の年中行事
昨年末に、新年に向けて4歳児うめ組さんと5歳児さくら組さんが作ったしめ縄を保育園の玄関に飾りました。これは保育園のベランダでのコメ作りでもみ取りをした後の藁を使いました。みんなで縄をたたき柔らかくして、力を合わせて縄を編んでいきました。その後、紙垂(しで)を作り、紙垂と瓜生山からいただいた裏白、ゆずり葉、橙でしめ縄を作りました。
新しい年の初めには、鏡餅をお飾りしました。瓜生山からは、しめ縄作りと同じく裏白、ゆずり葉、橙をいただき園の床の間に飾りました。しばらくお飾りをした後、みんなで協力して固いお餅を木づちを使い鏡開きをして、年神様をお送りしました。お餅は給食室でおぜんざいにしてもらって、おやつの時間にみんなでおいしくいただきました。
幼児クラス(3歳児もみじ組さん、4歳児うめ組さん、5歳児さくら組さん)では、「餅花」作りをしました。瓜生山からいただいてきた木の枝に、紅白の餅を付けました。保育園の中は、飾り付けたとたんにお正月の装いになりました。
伝承遊びを楽しんで
1月は、いろいろな伝承遊びをして楽しみました。コマ回し、羽根つき、凧あげ、カルタとり、すごろく等々。みんな夢中になって遊び、挑戦し、難しいコマ回しもできるようになりました。また、一人ひとりが自分の凧を作って、望天館の屋上で飛ばす経験もしました。最近はゲームなどの遊びが好まれていますが、子どもたちが伝承遊びにひたって楽しんでいるのを見ていると、これらの伝承遊びを繋いでいくことの大切さを痛感しました。
寒いのへっちゃら、雪あそび
10年に一度といわれる寒波が日本中を襲い、交通に大きな影響を及ぼし大人にとっては困った状況になりました。しかし、子どもたちにとっては、ふわふわの雪がいっぱい積もり、またとない雪遊びが楽しめるチャンスとなりました。どのクラスも雪と戯れ、思い切り雪遊びを堪能しました。
1歳児くり組さん
2歳児まつ組さん
3歳児もみじ組さん
4歳児うめ組さん
5歳児さくら組さん
瓜生山は雪化粧を楽しみ、この寒い中でも春に向けての準備を着々と進めていることでしょう。
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