神無月は挑戦する季節。今年の10月は気温の変化が激しい1か月間でした。半袖で過ごすのがぴったりな日や長袖でないと肌寒い日があり、後半は急に秋が深まって、気温が低くなりました。
この季節は空気が澄んでいて、晴れた日の空の青さは格別で、思わず見とれてしまいます。瓜生山の木々も色づき始め、黄色、黄緑、緑、橙、赤と美しく染まっています。
さて、今月は10月22日(土)に開催した「親子運動の日」の様子をお届けします。
お父さんお母さんと一緒にがんばるぞ!「親子運動の日」
今月のメインイベントは何といっても「親子運動の日」でした。子どもたちはお家の方々と一緒に楽しめるこの行事をとても楽しみにしています。京都芸術大学の講堂を会場にして、乳児の時間と幼児の時間の2部制で行いました。
こども芸術大学では、それぞれのクラスが今までに瓜生山を散歩したことや園で遊んできたことを元に、運動的なプログラムを組んでいます。当日、子どもたちはおうちの人と一緒に楽しみました。
親子運動の日のプログラムより
〇1歳児親子「どこ いくの」
1歳児くり組の子どもたちがいつも繰り返し読んでいる絵本『どこいくの』より。サーキット内のマットやトンネル、鉄棒など好きな遊びを好きな順番で親子一緒に楽しみ、最後にリンゴやブドウを収穫してゴール!
〇2歳児親子「妖怪の世界へようこそ~どんな色がすき~」
妖怪が大好きな2歳児まつ組さん。お家の人と一緒に妖怪の世界に行き、出会った狐さんに好きな色を伝えて、布をもらいます。そして宇宙船に乗って人間界へ。
〇3歳児親子「さんぽのしるし~瓜生山へ行こう!!」
3歳児もみじ組さんの大好きな絵本は『さんぽのしるし』。そのしるしをたよりに瓜生山へ。途中しるし(穴のしるし、ピチコちゃんのしるし、坂道のしるし、でこぼこ注意のしるし)をよく見て親子で一緒に探検です。
〇4歳児親子「うちのモンスターです~やんちゃ怪獣ドッカーン!~」
4歳児うめ組さんたちが、自分たちで作ったモンスターを親子でワッショイリレーをして運びます。エネルギーの切れてしまったモンスターにエナジーボールをあげるため「エナジーボールひっくり返し競争」が始まります。
〇5歳児親子「お宝探しの旅~めっきらもっきらどおんどん~」
お宝探しの旅にでる5歳児さくら組さん。一本橋を渡ったりはしごの山にのぼったり、絵本『めっきらもっきらどおんどん』の世界に見立てながらお宝を探します。
これらのプログラム名からも楽しさが伝わってきませんか。それぞれのクラスの子どもたちは「親子運動の日」ごっこといって、当日までとても楽しく遊びながら練習をしてきました。先生方は、子どもたちが楽しい気持ちになるような大道具、小道具作りで大忙しでした。
当日、1歳児くり組さんと2歳児まつ組さんの保護者の皆様は、子どもたちの姿から「こんなことができるようになったんだ」と、保育園でいかに子どもたちが成長しているのかを感じてもらえました。3歳児もみじ組さんや4歳児うめ組さん、5歳児さくら組さんの保護者の皆様は、しっかりと活動する子どもたちの姿に感動され、大きな拍手を送られていました。「親子運動の日」ということで、保護者の皆様も子どもたちと共に遊んだり、動いたりする楽しさを感じていただけたと思います。
瓜生山も、子どもたちが親子で楽しむ姿をみて、にっこりほほ笑んでくれています。
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西井 薫Kaoru Nishii
1978年京都教育大学音楽科卒業。京都市立小学校4校(20年間)京都教育大学附属京都小学校(8年間)附属桃山小学校(8年間)。市立と国立(独立行政法人)合わせて36年間小学校勤務。その後、教育実習生の指導に長年携わってきたことから京都教育大学教職キャリア高度化センタ―に籍を置いた。実地教育運営委員会の委員長として、大学と附属学校園のパイプ役にという思いで勤務した。大学の授業では、教員を目指し入学してきたかつての教え子たちに再度関われる幸せな機会を得られた。また、日英の教員養成を比較研究するプロジェクトに参加することができ、大きな成果があった。
音楽教育では、伝統文化を継承していくことの重要性を実感し、附属桃山小学校の音楽科では、伝統音楽(筝、三味線、六斎、祇園ばやし)が教科カリキュラムに組み込まれている。