REPORT2019.10.09

アート染織映像デザイン

KUAD ANNUAL 2020③-いざ始動

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  • 京都芸術大学 広報課

森美術館(東京)の館長に来年1月就任される京都造形芸術大学大学院の片岡真実教授がキュレーションする学生選抜展「KUAD ANNUAL(東京展)」。3回目となる今回は美術関係者と学生をマッチングさせる目的で東京・上野の東京都美術館での開催に加え、初めて京都造形芸術大学内での中間発表展も決定しています。出展作家15組が決まり、制作テーマ「フィールドワーク:世界の教科書としての現代アート」に向かって、学生たちは試行錯誤しながらも制作に励んでいます。

これまでの2回は卒業・修了制作作品のみが対象でしたが、本年度から募集範囲が広がり、通学部3、4年生、大学院修士1、2年生、博士1、2年生からの学内選抜展となりました。応募のあった作品の中から、今回のテーマに合ったコンセプトや着眼点の優れたものを片岡教授が選抜、指導して展覧会をキュレーションし、京都造形芸術大学で12月、東京都美術館で来年2月に開催します。

出品学生が集まった初めてのミーティング。片岡教授の話に聞き入った

9月6日に片岡教授が出席のもとで初のミーティングがありました。サンプルやイメージ画などを基に作品の概要や背景を説明する学生たち。片岡教授は学生がテーマをいかに解釈し、表現へとつなげているかを真剣な眼差しで聞き、質問をしていました。

森美術館(東京)の館長に就任される片岡真実教授。3年目を迎える「KUAD ANNUAL」でもキュレーターを務める

9月27日にあったミーティングでは、制作指導に当たるヤノベケンジ教授が出席して進捗具合を確認しました。「繊維用大麻を使いたい」「田園地帯の原風景を映像で残したい」「大漁旗を割いて祈りの塔を作る」。制作するにあたり、テーマ通り「フィールドワーク」して構想を固めてきた学生たちが一人ずつ発表していきました。

映像、テキスタイル、立体造形…。さまざまなジャンルで学生の挑戦が始まった
模型やサンプルを持ち込み、作品イメージや進捗具合を説明した
ヤノベ先生のアドバイスを真剣な表情で聞く学生

キャンパス内のあちこちで創作に向き合う学生たちのひたむきな姿が見られるようになりました。京都での展示まであと2カ月。学生たちの奮闘の先には、どんな作品が生み出されるのでしょうか。

 

<KUAD ANNUAL 2020フィールドワーク>

○プレ展(中間発表展) 2019年12月3日(火)~15日(日)

京都造形芸術大学瓜生山キャンパス人間館ギャルリオーブ、入場無料

○本展 2020年2月23日(日)~26日(水)

東京都美術館1階2・3展示室(東京都台東区上野公園8-36)、入場無料

 

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    連絡先: 075-791-9112
    E-mail: kouhou@office.kyoto-art.ac.jp

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