![](/_files/post/images/yamamotoEVG_A1panel_v2_190410-1%20%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%94%E3%83%BC-min2.jpg)
2017年・2018年の2年間、京都造形芸術大学 瓜生山キャンパス内の京都芸術劇場「春秋座」で公演されていた「都をどり」。今年は67年ぶりに南座で行われています。それに関連し、学内では「都をどり」の桟敷緞帳を手掛けた、本学卒業生で友禅染職人の山元桂子さんの展覧会を人間館「エレベータ・ギャラリー」にて開催しています。
本展では、山元桂子さんが手掛けた「都をどり」の桟敷緞帳デザイン『春夏』『秋冬』を展示。この2つの作品は「祇園小唄」から着想を得た月夜、鴨川の水、秋の草などの情景を取り入れ、四季の移ろいを表現。学内で「都をどり」を感じることができるアートスポットです。
![](/_files/post/images/EV-4.jpg)
![](/_files/post/images/EV-2.jpg)
山元さんと桟敷緞帳制作プロジェクトに参加した学生6名により型友禅の技法で手染めされた実際の作品を、1枚1枚写真撮影することで今回の展示が実現しました。
山元桂子さんの色彩感覚で仕上げられた作品はとても色鮮やか。近づいてじっくりと見てみると、つなぎ目には繊維特有のもやもやとした感じがあえて残されており、またテキスタイルブランド「ケイコロール」ならではの「かすれ」や「色の重なり」のデザインから手仕事の”足あと”を垣間見ることができます。
エレベーターを利用する時間を、卒業生の活躍と京都の伝統芸能に思いをめぐらす時間にしてみてはいかがでしょうか。ぜひ人間館エレベーター・ギャラリーへお越しください。
「都をどり」の取り組みを瓜生通信Webマガジンで紹介しています。( https://uryu-tsushin.kyoto-art.ac.jp/detail/489 )こちらも是非ご覧ください。
◎南座に設置されている「都をどり」桟敷緞帳(撮影:大河原 光)
「都をどり」は今月27日(土)まで。(祇園甲部歌舞会: http://miyako-odori.jp/ )
![](/_files/post/images/_HK14742-min.jpg)
![](/_files/post/images/_HK14743-min.jpg)
◎ 京都造形芸術大学「エレベーター・ギャラリー」について。
エレベーターが各階を「つなぐ」だけではもったいない……という気持ちから、2018年9月にクリエーターやアーティストとして活躍する本学園の卒業生のみなさんと、在学生のみなさんを「つなぐ」場所として生まれ変わりました。日常にもっと芸術を。
京都芸術大学 Newsletter
京都芸術大学の教員が執筆するコラムと、クリエイター・研究者が選ぶ、世界を学ぶ最新トピックスを無料でお届けします。ご希望の方は、メールアドレスをご入力するだけで、来週水曜日より配信を開始します。以下よりお申し込みください。
-
京都芸術大学 広報課Office of Public Relations, Kyoto University of the Arts
所在地: 京都芸術大学 瓜生山キャンパス
連絡先: 075-791-9112
E-mail: kouhou@office.kyoto-art.ac.jp