高く澄みきった空に心も晴れ晴れとするこの頃、2022年10月10日(月・祝)京都・瓜生山キャンパスにて、通学課程および通信教育課程の秋季卒業式が執り行われました。通学課程からは学士15名が、通信教育課程からは学士83名がそれぞれ学位を授与されました。
卒業式は対面とオンラインのハイブリッド型で行われ、全国・全世界の卒業生に向けてライブ配信されました。(アーカイブ動画:https://www.youtube.com/watch?v=hdXPAPMzHzw)
まずはじめに、卒業証書の授与が行われました。通学部からはキャラクターデザイン学科の薩瑞希さん、通信教育部からは芸術教養学科の髙木惠美子さんが卒業生代表として証書を授与されました。
その後、吉川左紀子学長の式辞へ続きます。
新型コロナウイルス感染症の拡大と大学での学び方の変化を振り返りつつ「この卒業の日にあらためてこれまでの数年間の学びについて振り返り、一人ひとりこれからの自分自身の新しい学びについて思いをはせていただきたい」と話しはじめられた吉川学長。
通信教育部の芸術教養学科の卒業研究に触れながら「芸術大学では作品制作に注目が集まることが多いですが、通信教育部のみなさんの研究論文を読むと、21世紀初頭の現在を生きる上で、芸術教養という分野がいかに意味のある研究分野であるか、あらためて目を開かれる思いがする」と語ります。
「本学は芸術を愛するひとたちが、熱い思いを持って集う大学であり続けたいと思っています。そして、卒業生のみなさんが、いつでも訪ねてこられるふるさとのような大学、母校と呼ぶにふさわしい大学でありたいと思っています。本学で過ごした時間が、みなさんの心の糧となって、みなさんの人生を長く豊かにするものであることを願っています。」と卒業後のみなさんの活躍を祈念するお祝いの言葉が贈られました。
続いて、卒業生代表からの「卒業の辞」が読まれました。卒業生代表を務められたのは、通信教育部 芸術教養学科の髙木惠美子さんです。
卒業生からの熱い思いを受け取り、徳山豊理事長から歓送の辞が贈られました。親子三代にわたって瓜生山学園で学ばれたご家族のお話を取り上げながら「家族が卒業した学校に興味を持っていただけた。そして、その学校に自らが入学しようと思っていただけた。その事実に一つの誇りを感じるとともに、本学の芸術教育への思いが途切れることなくこれまで歩んでこられたことを実感し少しほっとしました」と話します。
「これからも私たちは努力し続けます。芸術を通して少しでも世界が良くなるように、暮らしが良くなるように、また、そういう思いが持てる人を育てられるように、これからも私たちは力を尽くします」とこれからの学校づくりへの固い誓いと卒業生へのはなむけの言葉で締めくくられました。
そして最後には、学園歌『59段の架け橋』が流れ、歌詞にこれまでの学生生活を重ねながら、静かに聞き入りました。
卒業式閉式後には、通信教育部 芸術教養学科の分科会が行われました。早川克美学科長より、卒業式に出席された卒業生お一人ずつに証書を授与。各賞の受賞者の発表、賞状授与も行われました。
分科会の最後には、芸術教養学科の教員から卒業生へのはなむけの言葉が贈られました。先生方からの力強いエールに大きくうなずく卒業生の様子が印象的でした。
お世話になった先生方との記念写真は一生の思い出!大学で過ごす最後の大切な時間、笑顔と涙に溢れた素晴らしい卒業式でした。
卒業生のみなさん、この度はご卒業誠におめでとうございます。みなさんの学びの旅がこれからも続いていくことを祈りながら…また必ずお会いしましょう!
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