京都・瓜生山キャンパスのギャルリ・オーブにて、2022年5月18日(水)から24日(火)まで学生会主催の作品展「遭遇展vol.3」が開催されました。会場には総勢41組の学生有志の作品が展示されました。
本展は出品者の交流を目的とした作品展となっており、学科の垣根を越えて出品者や作品が「遭遇」することで、「So Good(とても良い)」なことが生まれてほしいという意味が込められています。
提出作品の条件は、「作者が“この作品に対して意見が欲しい”と思った作品を出展してください」というシンプルなもの。提出作品の発表有無は問わず、所属学科での課題や自主制作で作った既存作品も出展できます。
遭遇展 vol.3
「遭遇展」は学生の“交流”と“成長”を目的とした、「他学科の人の意見との遭遇により見聞を広める」次に繋げるための作品展です。
京都芸術大学 通学部学部生なら、誰でも参加可能。
賞や順位は設けず、今後の制作に活かせる意見交換の機会として開催します!
三回目となる今回の「遭遇展」では、絵画や立体作品はもちろん、プロダクトや小説、漫才の映像作品などバラエティ豊かな作品群が並びます。
また、前回に引き続き、学生の作品の展示販売に取り組むクロステックデザイン学科の団体「瓜生芸〜とパーク」とコラボ。「瓜生芸〜とパーク」が行ってきた展示販売のノウハウを学生会に共有し、「遭遇展」に落とし込みました。
“今回の展示が出展者にとって学びになるように”という思いから、学生会が芸術教養センターの中山博喜先生や箭内新一先生らを招聘。作品の展示方法について、出品者が先生方から直接指導を受けることができるようにしました。
作品を美しく見せるための照明の工夫や展示ブースとして機能を持たせる可動壁の柔軟な使い方など、全体の空間構成についてもアドバイスをいただきました。照明の色温度が異なる3つの空間をあえて閉め切らないことで、展示会場の奥行きを感じさせる空間デザインとなっています。
「遭遇展」の代名詞ともなってきた「感想ノート」は各出展ブースに設置されています。来場者からの感想や意見を自由にノートに書いてもらい、作品に対してフィードバックを受ける仕組み。出品者と来場者がコミュニケーションを取り合う仕掛けづくりが施されています。
会期の初日から早速ノートにはさまざまな意見や感想が。初日から多くの学生が訪れており、「前に作ったあの作品 他学科の人が見たらどう感じるんだろう」という遭遇展のコンセプトの通り、さっそく作品を介した交流が生まれていました。
学生会は、より良い学園生活の実現を目指して活動する、学生による、学生のための組織。
1年生から4年生で成る代議員総会を2ヶ月に1回程度で開き、学生の生の声を拾いながら、学年・学科・コースを越えた交流や活動を図るために企画を実施・運営しています。
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学生会の話し合いのなかで、自分の作品や学科での学びに対して他学科の学生からフィードバックを受ける機会があまりないことに問題意識を持ったことがきっかけで始まった本展は、学生からの反響があり、恒例企画として開催しています。中には「昨年に引き続いて連続出品です!」と話す学生も見受けられました。
今回も会場のあちこちで、思いがけない「遭遇」が生まれたようです。
代議員主催 作品展「遭遇展」
住所 | 2022年5月18日(水)~24日(火) |
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時間 | 9:30〜18:00 |
場所 | ギャルリ・オーブ |
主催 | 京都芸術大学 学生会 |
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、一般の方は瓜生山キャンパスに入構いただくことができません。何卒ご了承ください。 |
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