REPORT2021.05.10

プロデュース教育

「私よ、ひらけ。」京都芸術大学附属高等学校のプロモーション映像が完成 ― 在校生が歌唱する校歌「光」にのせて

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  • 京都芸術大学 広報課

京都芸術大学附属高等学校はこの4月で開校3年目を迎えました。週3回・通学タイプの通信制高校として設立されたまだまだ新しい学校です。そこで、より多くの人に京都芸術大学附属高等学校を知ってもらおうと同校のプロモーション映像を制作し、公開しました。

 

 

 

5人の高校生の日常とともにメッセージが次々と映し出される内容になっています。
実はこのプロモーション映像に出演しているのは、すべて京都芸術大学附属高等学校と京都芸術大学 舞台芸術学科の在学生です。

 

高校2年生が歌う、校歌「光」

BGMの明るく軽快なメロディは同校の校歌である『光』。

これから新しい明日を重ねていく高校生に最もふさわしい応援歌を、という想いから京都芸術大学副学長 小山薫堂プロデュースのもと、シンガーソングライターの岡本真夜さんが作詞・作曲された校歌です。

昨年9月に開催された全校集会「新入生を迎える会」において、岡本真夜さんが登場され、高校生へ校歌をサプライズプレゼントされました。

昨年9月のサプライズ発表会の様子。
校歌「光」の楽譜と歌詞。

岡本真夜さんから“光”のプレゼント ― 京都芸術大学附属高等学校の校歌をサプライズ発表
https://uryu-tsushin.kyoto-art.ac.jp/detail/701

 

今回プロモーション映像の歌唱を担当したのは、高校2年生・上住伊吹さん。

岡本真夜さんが歌う校歌を始めて聞いた時は、ポップな曲調と生徒の姿に焦点を当てた前向きな歌詞が新鮮で「これが校歌なのか!」と衝撃を受けたとのこと。

「私にしか歌えない『光』はどんなものかを考えながら、練習を重ねました。収録はとても緊張しましたが、自分を含め何かに向かって悩みながらも進もうとしている人たち、そしてその頑張りを応援して、大切にしてくれる人たちにむけたエールを込めて歌いました。映像もわくわくするような楽しくて明るい仕上がりなので、今何かに悩んでいる人もこの映像をみて、前向きな気持ちになってくれたら嬉しいです」。

歌唱中の上住さん。

上住さんは『光』の歌詞で「これでいいじゃなくて、これがいいって言えるまで」というフレーズが好きだと言います。

「“これでいいや”で選んできたことも多かったけど、今回は実力が届かないところもありながら今出せる全力を出して“これがいい!”と思えるまで歌えました。初めて校歌が世に出る瞬間に関われることはめったにないことですし、とても良い経験になりました」。

 

上住伊吹(うわずみ・いぶき)

兵庫県・川西南中学校出身。母親が所属していた合唱団で5歳から合唱をはじめる。附属高校では演劇同好会などに複数の同好会で所属しながら、小説や歌など様々な活動を行っている。

演者はすべて在学生!

映像には京都芸術大学 舞台芸術学科の学生5名が出演し、上住さんが歌う『光』にのせて京都芸術大学附属高等学校での日常をいきいきと演じています。
高校校舎や大学キャンパス内で行われた撮影には、エキストラとして京都芸術大学附属高等学校の在校生6名も参加しています。

スタジオにて。
撮影風景。

ナレーションを担当するのは、演者としても出演している舞台芸術学科 土井優華さん。
ナレーションの原稿を読んだとき、「とても前向きな文なので[出会う][気持ち][ことば][まなび]など一つ一つのことばを大事に伝えたい」と感じたそう。

「好きなのは“いくつもの扉の向こうに、まだ知らない私が待っている”という一文。みんなが持つ自分の未来に対しての期待を代弁するような気持ちで声にしました」。

アフレコ中の土井さん。

冒頭の「可能性ってなんだろう」という言葉をどう表現するか迷ったそうですが、何度も映像に合わせて音にすることで納得のいく仕上がりになったとのこと。
振り返る高校生の問いかけるような表情に合わせて、希望を感じられるはっきりとした声で語られる「可能性ってなんだろう」という言葉から始まる映像。表現に苦労した冒頭部分が、この映像にぐっと引き込まれる要素になっていることは言うまでもありません。

「高校はまさしく自分自身の可能性を広げる場所であり時間だと思うので、やりたいことが出来る学校を探すのが大切。私も高校の時に本格的に演劇に打ち込んだことが、今につながっています。この映像で少しでも学校の雰囲気が伝わって、この高校を知りたいと思うきっかけになれば嬉しいです」。

土井優華(どい・ゆうか)

大阪・港南造形高校出身。高校時代から本格的に演劇を始めて、2019年に京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)舞台芸術学科に入学。現在3年次在学中。将来の夢は俳優。

プロモーション映像から伝わるメッセージ

歌唱を担当した上住さんは「この高校は一人ひとりが自分らしく振舞うことを特別視せず、私たち生徒の夢や目標、やりたいことを後押ししてくれる校風が魅力。“周りの人と違う部分にこそ価値がある”ということを実感できて自信がつきました」と語ります。

「私よ、ひらけ。」というメッセージには、高校生活が一人ひとりの可能性が大きく開く時間、場所になるようにという思いが込められています。京都芸術大学附属高等学校だからこそ実現できる、「自分たち」で作る学校生活があります。
プロモーション映像はまさに、上住さんが語る京都芸術大学附属高等学校の姿を映し出しているのではないでしょうか。

京都芸術大学附属高等学校公式HP(https://shs.kyoto-art.ac.jp/)でもご覧いただけます。

 

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