NEWS2019.11.30

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コンタクトレンズの空ケースでSDGsに貢献-アイシティecoプロジェクト

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  • 京都芸術大学 広報課

京都造形芸術大学では、今年4月に設置したSDGs推進室の活動の一環として、コンタクトレンズでおなじみのアイシティが展開する「アイシティecoプロジェクト」に参画することとなりました。

SDGsとは、2015年9月の国連サミットで採択された「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。全ての国連加盟国が2016年から2030年までの15年間で達成するために掲げた目標です。

『誰一人取り残さない』を基本理念に、「貧困をなくす」「あらゆる人の健康と福祉を推進する」「みんなが質の高い教育を受けられるようにする」「男女平等を進める」「新しい技術を開発する」「地球温暖化への対策」など、17の目標が掲げられています。

このSDGsに取り組むため、京都造形芸術大学では2019年4月に「SDGs推進室」を設置しました。

アイシティecoプロジェクトは、使い捨てコンタクトレンズの空ケースを回収しリサイクルするプロジェクトです。多くの利用者がレンズを装着した後すぐに捨ててしまうこのケースは、ポリプロピレンという非常に純度の高いプラスチック素材でできており、リサイクルに適しているのです。

使い捨てコンタクトレンズのケースには様々な形状がある

瓜生山キャンパスの人間館や天心館などに空ケースの回収ボックスを設置しています。案内用のポスターはマンガ学科4年生の香山朱織さんが作成してくれました。

人間館1階インフォメーション前に設置された回収ボックスと香山さんが作成した案内ポスター

マイクロプラスチックによる環境問題が指摘される中、SDGsの3番の目標「すべての人に健康と福祉を」や、プラスチックごみ削減という意味で11番の「住み続けられるまちづくりを」、14番の「海の豊かさをまもろう」に当てはまる取り組みです。

このプロジェクトは3つの社会貢献につながっており、空ケースがリサイクル業者に買い取られた収益はすべて公益財団法人日本アイバンク協会へ寄付されます。日本アイバンク協会は角膜の病気による視力障害の方の視力回復のために、角膜移植を待つ方とドナーとの架け橋の役目を果たしています。

さらに、障がい者の方の自立支援・就労支援にもなっており、回収された空ケースのアルミシールをはがすなど、リサイクルの支援業務を行っています。

そして、プラごみの削減であり、ごみとして燃やすのではなく再利用する事で二酸化炭素の削減にもつながっています。

さっそく回収ボックスに空ケースを入れる学生
机上に置けるミニサイズの回収ボックス

受付や机にも簡単に置けるミニサイズの回収ボックスもあります。

普段何気なく捨ててしまう使い捨てコンタクトレンズの空ケース。捨てるその前に一度手を止めて、大学へ持ってきて回収ボックスへ入れてください。

毎日持ってくることができない場合は、自宅で一度集めて、溜まったら大学に持ってきて回収ボックスへ入れるのも良いかもしれません。

是非、ご協力よろしくお願いします。

SDGsとは
外務省ホームページ

アイシティecoプロジェクトとは
アイシティecoプロジェクトホームページ
(本学の取り組みが1月に掲載される予定です)

 

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    連絡先: 075-791-9112
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