「挑戦したい」を自分に合った心地よい環境で --京都芸術大学通信教育部イラストレーションコースの学生生活
- 京都芸術大学 広報課
京都芸術大学では、瓜生山キャンパスに通う通学部だけでなく、だれでも、いつでも、どこでも芸術を学べる場として、通信教育部が設けられています。現在、本学通信教育部には、全国1.7万人以上の学生が所属し、それぞれの学びを深めています。
それぞれの学生の環境に合った学びの場、通信教育部では、陶芸コースを除くすべてのコースで、オンデマンド授業や、リアルタイムで参加ができるオンライン授業などを活用し、完全オンラインで4年制大学卒業資格を取得することが可能です。課題提出、試験なども、Webで完結することができます。幅広い世代の学生同士の交流とともに、専門的に学びたい、学び直したいという学生が集い、それぞれのペースで、自身の生活と学びを両立しています。
そんな「学び直しの場」としての印象が強い本学通信教育部ですが、高校卒業後の進路としての選択肢という一面も。高校までの学びに加え、より専門的な分野の掘り下げとともに、卒業後の就職につながる技術の習得を目指すことができます。
今回は、昨年度、本学通信教育部イラストレーションコースの卒業生、西川桃歌さんに、卒業までの4年間の学生生活について、そして、卒業後のキャリアについて、お話を伺いました。

自由な環境で、憧れのアーティストのもとで学ぶ
高校時代から、芸術と身近な環境で学生生活を送り、油絵、水彩にとどまることなく、ガラス工芸、陶芸など、様々な分野に挑戦していた西川さん。そんななかで、イラストレーションに興味を持った西川さんが、本学の通信教育部を知ったのは、同じ高校に通う先輩の通信教育部への進学でした。
高校までの通学での学習から一転して、通信教育部での学習環境への進学の決意を強く後押ししたのは、豪華な講師陣だったといいます。
西川さん「学習環境が変わることへの抵抗というより、新しい環境へのワクワク感がありました。特に、イラストレーターの米山舞さんのもとでイラストについて学ぶことができる機会は私にとって、とても貴重なことだと思い、イラストレーションコースへの進学を決意しました。ずっと憧れていた人に、自分の興味のある芸術分野の知識や技術を学ぶことができるという、世界の広がりを感じました」

より専門的な学びを深められる大学では、その分野で活躍するプロとの出会いや、そこから生まれる新しい興味などが学びの醍醐味でもあります。「この人のもとで学びたい」と思える、「その道のプロ」と真剣に学べる環境が、それぞれのコースに準備されています。
イラストレーションコースへの入学を果たした西川さん。憧れの講師陣のもとでの学習は、受講タイミング、学ぶ環境、学びのスピードについて選択肢が多く、より自由度の高い環境での学べることが、西川さんの日常生活のリズムに溶け込み、地元富山での本学通信教育部イラストレーションコースでの学びが始まりました。
「挑戦したい」に制限をかけない、学習と生活のバランス
在学中の4年間で、スーパーマーケット、雑貨店、ラーメン店、学童保育など、様々なアルバイトをしてきた西川さん。時にはいくつかのアルバイトを掛け持ちしながら、授業や課題に取り組んだのだそう。「学びたいこと」「挑戦したいこと」双方を成立させるための、学習、制作、生活、仕事のバランスは、通信教育だからこそ、学生各々のルーティン、習慣が重要な役割を果たします。
西川さん「アルバイトの有無にかかわらず、授業は昼に、制作は夜に取り組むというルーティンが自然とできていました。『4年間で大学を卒業する』という目標があったので、座学と、制作、それぞれに自分が一番集中できる時間帯を把握して、取り組む習慣をつけることで、モチベーションを保ちながら、楽しんで学び続けられたと思ます」

学習、制作、アルバイトと、忙しく充実した日常を送る西川さんですが、平日には3~4時間程度オンデマンド授業や課題に取り組み、提出物の締め切り前日には1日オフの日を意識的に作るといった、柔軟なスケジュール管理をしていたそうです。学習時間だけでなく、授業を受ける場所、環境もその日の天気や気分に合わせ、自分に合ったスタイルを作り出すことができます。西川さんの場合は、気分転換として、外出先での学習も取り入れていたのだとか。
西川さん「富山は曇りが多いので、晴れていると、外出したい! という気分になるので、そんな日には、気分転換もかねて外出先のカフェなどで、オンデマンド授業を受けていました。富山の豊かな自然に触れたり、散歩したり。日々のルーティンの中に、ちょっとしたスパイスを加えることで、結果的に制作へのモチベーションの向上にもつながっていたと思います」

より自分に合った、心地よい学習環境を整えることができる、通信教育部だからこそできる、環境づくりも、通学での学習と一味違う、魅力のひとつです。
対面だけでない、学生同士の交流
通学部では、大学に通い、講義やサークル活動などを通し、学生同士の交友関係が広がります。一方で、通信教育部では、大学へ通うことがないからこそ設けられている交流の場や、Web上での専用コミュニティがあります。定期的に行われるスクーリングでの交流はもちろん、「airUコミュニティ」と呼ばれる、通信教育部専用のSNSを通じて、交流が生まれることもあります。通信教育部で学ぶ多様な世代の学生が気軽に交流できる仕組みのひとつです。
西川さんも、この「airUコミュニティ」で印象的な出会いを経験したそうです。

西川さん「就職活動のために利用した、『airUコミュニティ』に共有された作品のポートフォリオがとても素敵で、偶然にも、その投稿者が同郷の先輩だということがわかったので、メッセージを送って、交流が始まりました。実際に会ったことはないのですが、卒業後も、お互いに連絡を取り合う関係で、印象的な出会いだし、これからも大切にしたいと思っています」
住んでいる場所、年齢が違っても、スクーリングや「airUコミュニティ」などを通して、交友関係を広げることが可能です。通信教育部は、自分の学生生活にとって大切だと思うことを諦めることなく、自分の求める学生生活を送るための選択肢が用意されています。
4年間の集大成、卒業制作
学習、制作、アルバイト、そして様々な人間関係を4年間で築いた西川さんの卒業制作がこちら。

読者が書き込むことで完成する、他者への温かいまなざしが光る作品は、コースで奨励賞を授賞しました。
西川さん「卒業制作について、何パターンかアイデアを出していたのですが、当時していた学童保育のアルバイトで子どもたちと関わったり、普段の課題への先生からのフィードバックから、人の日常を支えられるものが作りたいということに気が付きました。自分が経験した富山の自然や何気ない日の青空から得る癒しや幸福感を作品を通して共有し、忙しい人や目のまえのことで一杯になってしまってる人に、立ち止まって一息ついてもらえるような作品を目指しました。自分自身も楽しみながら制作できて、満足できています」

4年間の西川さんの学生生活だからこそ生まれた、集大成ともいえる作品です。
就職活動で生かされる、通信教育部の強み
4年間で卒業することを目標にしてきた西川さん。入学後3年目から就職活動に取り掛かり、本学の学生のみならず、地元富山の同級生との情報交換も並行して就職活動を進めていったそう。面接などで、西川さんは、通信教育部での学生生活を経験したからこそ、アピールできた強みがあると振り返りました。
西川さん「自らスケジュール管理をして、時間を確保するということが通信教育部の日常だったので、そこで身に着いた自己管理能力が、就職活動における自分の強みになったと感じました。専門的な知識や技術は、その分野でアピールすることはできるけど、他分野でも通用する強みだと思っています」
現在は、富山で建設系の企業に勤めている西川さん。イラストレーションとは別の分野でありながらも、4年間の学び、経験が存分に生かせる充実した日常を送っているようです。
西川さん「私自身、地元である富山が性に合っていると感じていて、富山県で働きたいという思いがあったので、あたたかい人たちと、自然に囲まれて、良い環境で働いています。アナログでもイラストを描いていたのですが、同時にデジタルでも制作していたので、現在の仕事で使うソフトに抵抗がなかったり、「新しい分野での作業」へ自信をもって飛び込むことができたのも、4年間の大学生活の積み重ねの成果だと思っています」
知識をとりいれるだけでは得られない強み、経験が卒業後の西川さんのキャリアにも存分に生かされています。



西川さんの4年間の学生生活を通し、「学び直し」とは違った、新しい学びを通した、未来へつながる通信教育部の一面が見えたのではないでしょうか。
自由な環境が用意されているからこそ、学生自身が学習環境、生活、そして芸術作品を作り上げることができる通信教育部。専門的な分野で、同じように全国で、あるいは、国をまたいで学ぶ仲間と共に、自分の「挑戦したい」ことを追求してみてはいかかでしょうか?
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