SPECIAL TOPIC2022.09.22

学園祭「大瓜生山祭2022―百花繚乱」が開催!― 学生たちの「花」が咲き乱れる。

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  • 京都芸術大学 広報課

京都芸術大学の学園祭、「大瓜生山祭」。今年度は一般の方の来場も可能になり、9月17日(土)から18日(日)にかけて盛大に開催されました!今年のテーマは「百花繚乱」。その意味は、「種々の花が咲きみだれること。転じて、すぐれた業績や人物が一時期にたくさん現れることのたとえ」。学生作品展やねぶたの展示、その他さまざまな企画で、普段の学びや経験をアウトプットし、それぞれが持つ「花」を咲かせてほしいという思いからこのテーマに決定されました。7,000名を超えるご来場者のみなさまにお越しいただいた学園祭の様子を瓜生通信でレポートします!

百花繚乱

メインビジュアルを担当したのは、情報デザイン学科4年生の澤山圭佑さん。各学科の先生13名と芸術教養センターの先生1名、学生の投票によるコンペティションで、見事グランプリに輝いた作品です。常に変化し続ける学生を華やかなグラデーションで表現し、特にタイポグラフィにこだわった本作。「百花繚乱」の文字は、実はアルファベットを組み合わせて作られた形になっており、澤山さん自身が制作した文字です。

学生作品展


主に3年生を中心とした作品をキャンパス全体に展示。この作品展に向けて新たに制作したものや今までの作品をまとめたものなど、さまざまな作品が展示されました。展示方法も学生自ら考案。2月に開催される「卒業展」に次ぐ大規模な作品展となっています。
 

アイディアマーケット

撮影:吉見崚


芸大の学園祭のたのしみはなんと言っても趣向をこらした物販。今年度は「あ。溢れる」をキャッチコピーに、たくさんの「アイデア」が売り買いされるマーケットを開きました。アクセサリー、イラスト、Tシャツなどなど学生のさまざまな「アイデア」を商品化したオリジナルグッズが並びました。
 

学園祭お化け屋敷プロジェクト「仮湎」


「大瓜生山祭」の恒例企画、芸大生が本気で作る学園祭お化け屋敷プロジェクト。ストーリーから制作まで約半年かけてイチから作り上げました。
今年のテーマは「仮湎」。一体私たちは何に恐怖を感じているのか、そんな想いを追求して物語を作り上げました。また、今年度は内部の作り込みをじっくり見ていただくことが出来るように、驚かす仕掛けや演出を無くした見学ツアーも用意しました。

恐怖と絶叫のうちにその幕を下ろした「学園祭お化け屋敷プロジェクト」。早々に事前予約が満員になり、当日券も速攻で完売と大注目の企画でした。公式YouTubeでPVが公開されていますので、来場されていない方もその世界観をお楽しみいただけます!

 

ステージ企画@食堂

撮影:吉見崚

軽音バンドやDJ、弾き語り、漫才など有志学生のステージを食堂からお届けしました。代わるがわる披露される学生の多彩なパフォーマンスにたくさんの人が集まりました。
 

学科対抗企画「実験」


望天館屋上で行われた学科対抗企画「実験」。テーマ「実験」に沿って各学科から出店し、売上を競う企画です。苔玉や調香を作れたり、アクセサリーや陶芸作品、フィギュアを買えたりと面白いお店が盛りだくさん!各学科の個性際立つお店が並び、いくつものお店を体験する来場者の方々が多くいらっしゃいました。


学園祭最終日に行われた表彰式では、気になる順位が発表されました。二日間の総売上金額で順位が決まり、美術工芸学科が優勝を飾りました!続いて環境デザイン学科が2位、情報デザイン学科が3位を受賞し、優勝した美術工芸学科には、なんと10万円分の商品券が贈られました。
 

和太鼓「悳」×ジャグリングサークル「Relish」

撮影:吉見崚


結成28年目を迎えるサークル和太鼓「悳」と創立5年目のジャグリングサークル「Relish」が春秋座の舞台でコラボ!それぞれの力強いパフォーマンス後、和太鼓の音に乗って「Relish」がジャグリングを披露しました。楽しくてかっこいいパフォーマンスに会場は大盛り上がり。客席からの手拍子や拍手が途絶えませんでした。同じ大学でパフォーマンスを追求する二つのサークルが同じ舞台でコラボする特別な企画となりました。
 

ザ・キャンバス


「白いキャンバスに学科の色を。」をコンセプトにした学生有志によるファッションショー。白い服を着たモデルをキャンパスに見立て、衣装に装飾を行いました。自分たちの所属する学科の色をどれだけ表現できたかを競う本企画。空間演出デザイン学科が優勝に輝きました。続いて美術工芸学科 油画コースが2位、美術工芸学科 日本画 油画 写真・映像コースが3位を受賞し、優勝した空間演出デザイン学科には、なんと10万円分の商品券が贈られました。
 

Ms.pearlプロジェクト

パールの魅力を発信するために、学生がパールジュエリーのデザイン、制作、ファッションショーなどに取り組む「Ms.pearlプロジェクト」。学園祭では、”Love pearl Love yourself”をテーマに、ジュエリーをお披露目するファッションショーを開催しました。パールを身につけたモデルたちがランウェイを歩くさまに見惚れてしまいます。

栄えあるグランプリは、映画学科の俳優コースの北野七海さん。圧巻のウォーキングを披露し、カーディガンをさっと外して肩を出すことで、パールがとても映えました。
MADAMAの社長に選ばれた人に送られるMADAMA賞は、空間演出デザイン学科のファッションデザインコース吉川莉央さんと平岡里奈さんのペアが受賞。SNSからの投票で決まるSNS賞は、京都文化日本語学校Fong Pui Hei さんが受賞し、好評のうちに幕を閉じました。

 

瓜生山ねぶた

撮影:吉見崚


学園祭にご来場いただいた方々の注目の的となっていたのが「瓜生山ねぶた」。これらのねぶたは、1・2年生が履修するクリエイティブワークショップ(通称:マンデイプロジェクト)の成果です。

撮影:吉見崚
撮影:吉見崚


13学科混合、約40名で構成されるクラスそれぞれが、半年間の授業でコミュニケーションを深め、切磋琢磨してきました。その絆をベースに、12日という短期間で制作された「瓜生山ねぶた」。渾身の作品を前に立ち止まって眺める方、写真や動画を撮る方、とにかく1日中「瓜生山ねぶた」の周りには人が集まっていました。


盛り上がりに盛り上がったこの二日間、学生たちの「花」が一気に咲き乱れました。ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました!来年の「大瓜生山祭」もお楽しみに!

 

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