NEWS2016.11.27

京都舞台教育

ポール・クローデルの大作「繻子の靴」、上演間近。

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  • 瓜生通信編集部

フランスの前衛劇詩人であり、外交官でもあったポール・クローデルが、大航海時代を舞台に書き上げた長編戯曲「繻子の靴(しゅすのくつ)」が、12月10(土)11日(日)の2日間、京都芸術劇場 春秋座で上演される。

戯曲としては大長編となる本作は、クローデルの生地フランスではかつて徹夜上演も行われたほどのスケールの大きさ。日本で全編を通した「全曲版」が上演されるのは、今回の京都芸術劇場 春秋座での公演が初となる。上演時間はおよそ8時間となる予定だ。

翻訳・構成・演出は渡邉守章。剣幸、吉見一豊、石井英明、阿部一徳といった実力派俳優陣に加え、野村萬斎(映像出演)、茂山七五三、茂山宗彦、茂山逸平ら狂言師、岩澤侑生子、岩﨑小枝子、鶴坂奈央、千代花奈、田中沙依、片山将磨、山本善之、磯貝優志といった若手俳優陣も出演する。また、映像・美術として高谷史郎が、演出助手に木ノ下裕一が参加している。

12月の公演に向けて稽古が続いている。ドニャ・ミュジーク、月の2役を演じる田中沙依、そして少年シャルル・フェリックスを演じる京都造形芸術大学 舞台芸術学科に学ぶ現役大学生の磯貝優志に稽古場で話を聞いた。

 

 

 

チケットは現在発売中。詳細は下記のサイトまで。

http://www.syusunokutu.com/

 

繻子の靴

フランスの劇作家ポール・クローデル(1868~1955)が
大使として滞日中に完成させた戯曲。「1 日目」~「4 日目」と名づけられた四部構成となる。大航海時代の新旧両世界を舞台にした、人妻ドニャ・プロエーズと騎士ドン・ロドリックの、カトリック世界では許されない恋を描く。

会場 京都芸術劇場 春秋座
電話番号 075-791-8240
日程 12月10日(土)11日(日)
開演 ともに11時 ※終演予定20時
チケット 下記URLより

http://k-pac.org/?p=1269

 

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  • 瓜生通信編集部URYUTSUSHIN Editorial Team

    京都造形芸術大学 広報誌『瓜生通信』編集部。学生編集部員24名、京都造形芸術大学教職員からなる。

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