NEWS2020.01.20

アートデザイン舞台

劇場彩るアートの力-DAIHATSU心斎橋角座ワンダーランドプロジェクト

edited by
  • 京都芸術大学 広報課
  • 高橋 保世

2019年1月に大阪・心斎橋に開業した松竹芸能株式会社のエンターテインメントライブスペース「DAIHATSU 心斎橋角座」。1960、70年代に上方演芸の殿堂として栄えた「角座」の由緒ある名称を引き継いだ劇場で、京都造形芸術大学がロゴの考案や場内を彩るアート作品の制作に取り組みました。

心斎橋駅徒歩3分に位置する DAIHATSU 心斎橋角座

プロジェクト名は「DAIHATSU 心斎橋角座 ワンダーランドプロジェクト」。常にSomethingnewがあるライブスペースをお客様に提案するために、観るだけではなく新たなホスピタリティーとは何かを本学の学生が探求し、実践する産学公連携プロジェクトを展開しています。

ロゴの制作は情報デザイン学科が担当

2018年からスタートしたプロジェクトではこれまでに、ロゴやクラウドファンディングの返礼品、ひとくち支配人芳名ボードの制作などを担当してきました。

クラウドファンディングに協力した方々の名前が並ぶ「ひとくち支配人芳名ボード」(マンガ学科作)

 

手ぬぐいやクリアファイルなどの返礼品はキャラクターデザイン学科がデザインを担当した
作成に携わった学生

今回、新たにマンガ学科の学生が考案したトイレアート(カッティングシート施工)が行われ、劇場トイレが華やかに彩られました。男性用トイレは力強い荒波と松の木が描かれ、女性用トイレは竹林に蛍が舞う様子が描かれています。(女性トイレはキャラクターデザイン学科が担当)

男性用トイレ

女性用トイレ

劇場の廊下では、本学情報デザイン学科卒業生のアーティスト・藤井桜子さんの壁画アートがお目見え。壁画制作は卒業制作以来という藤井さんは、約2日間と限られた時間の中でどのように作品の質を上げるか熟考した上で仕上げていきました。 

壁画を制作された藤井桜子さん。劇場の廊下には藤井さんが手掛けてきた作品も展示している 

本学は今後も、企業や自治体が抱えるさまざまな課題の解決を図れる人材を育成するため、企業や地域の皆様とますます連携していくことを目指しています。今回のプロジェクトをはじめ、業界の第一線の現場に学生たちの持つアート・デザインの力を生かせる機会が増やせるよう、取り組みを続けてまいります。今後の活動にご期待ください。

DAIHATSU 心斎橋角座

「松竹芸能」が運営する新ライブスペース。松竹所属タレントのお笑いライブや落語・寄席、UUUM所属ユーチューバーのライブイベント、アイドルイベントなどを開催。

住所 大阪府大阪市中央区東心斎橋一丁目19番11号 鰻谷スクエア B1F(心斎橋駅徒歩3分)
収容人数 可動式椅子120席、スタンディング165名
電話番号 06-6258-8085
URL https://www.shochikugeino.co.jp/kadoza/

 

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    連絡先: 075-791-9112
    E-mail: kouhou@office.kyoto-art.ac.jp

  • 高橋 保世Yasuyo Takahashi

    1996年山口県生まれ。2018年京都造形芸術大学美術工芸学科 現代美術・写真コース卒業後、京都芸術大学臨時職員として勤務。その傍らフリーカメラマンとして活動中。

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