SPECIAL TOPIC2019.12.10

アドビ&Appleによる特別レクチャー - 世界のIT業界の最新動向を体感

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  • 京都芸術大学 広報課

世界のIT業界を牽引する世界的企業の製品責任者らによる特別レクチャーが12月5日、京都造形芸術大学で開催されました。来学されたのは、アドビ社のプロダクトマネジメントディレクター、ブライアン・オニール・ヒューズ氏やApple社の方々。最先端のIT業界の動向に触れられる貴重な機会なだけに、会場は学生たちで超満員に。両社が連携する意義やアドビ社が展開するソフトの可能性、IT業界の未来についてお話いただきました。

2日前に横浜で開かれたクリエーティブイベント「Adobe MAX Japan 2019」に合わせて来日されたブライアン氏ら。数千人が熱狂したイベントが本学で再現されるとの期待から、早くから学生たちの長蛇の列ができました。主会場の京都芸術劇場studio21だけでなくサテライト会場も設けられ、熱気と期待が充満した中で幕を開けました。

iPad端末におけるクリエーティブツールの可能性やモバイルアプリの拡充状況について説明したブライアン氏。中でも、スケッチ&ペイント環境を一つにまとめたアプリ「Adobe Fresco」には注目してほしいと呼び掛けました。

冒頭のブライアン氏のプレゼンテーションでは、アドビ社の製品に関する最新動向が紹介された
イラストレーションの機能を全て搭載するドロー&ペイントアプリ「Adobe Fresco」は今後の注目の的という
製品マネジャーのブライアン氏の一言一句に注目が集まった

その後、各担当者がiPadで実演を交えながら製品の活用法を紹介。エバンジェリストの仲尾毅氏は、拡張現実(AI)分野での可能性にも言及し「クラウド上に保存した素材を自由に組み合わせることができ、これまで以上にクリエーティブ作業の可能性や効率が向上する」と話されました。

アドビ社のサービスがデモンストレーションで紹介された
iPadのカメラで撮影した写真を素材として組み込むことができる
アドビ製品の可能性に触れた学生たちからは歓声が上がった
Photoshopカスタムブラシの第一人者であるカイル・ウェブスター氏の実演に、学生は食い入るように見入った
エバンジェリストとして、各地でアドビ社製品の可能性を広めている仲尾氏
クラウド上の素材を活用して、手軽に創作活動ができることを説明された
AI(拡張現実)の世界における製品の活用法も実演された

学生たちは、IllustratorやPhotoshopといった普段使っているソフトの可能性を間近で体感し、スクリーンに映し出されたiPadの画面に釘付けになっていました。特別レクチャー後には、iPad上でアドビ社の最新機能を体験できる「Touch&Try」の場も設けられ、目を輝かせながら未知の世界に触れていました。

学生の熱気に包まれた会場
またとない機会に、疑問や思いの丈をぶつける学生
特別レクチャー後も質問が相次いだ
iPad上でアドビ社の最新サービスをいち早く体験する学生たち

アップルの創業者スティーブ・ジョブズ氏が若かりし頃から親交を深めていたという両社。スマートフォンなどのモバイル端末が普及する中、これまで主流だったデスクトップ型端末でのソフト開発から、モバイル端末に注力されるようになったそうです。この日は、アップル社の本国責任者の方々もお越しになり、同社が目指す方向性について言及されました。

京都造形芸術大学ではテクノロジー分野の領域拡充を将来構想「グランドデザイン2030」で掲げ、領域横断的な学びを構築することを目指しています。今回のイベントを弾みに、アート・デザイン分野とテクノロジーのさらなる融合を図っていきます。

 

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