REPORT2019.12.25

アート映像プロデュース舞台教育

文化系高校生の青春を大学生がサポート!―第39回 近畿高等学校総合文化祭京都大会

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  • 京都芸術大学 広報課

【メインビジュアル】近畿高等学校総合文化祭・総合開会式アニメーション(制作:キャラクターデザイン学科 学生、同学科・野村 誠司教授、西井 育生准教授)

 

2019年11月16日(土)~24日(日)、京都府下の各会場にて「第39回 近畿高等学校総合文化祭京都大会」が開催されました。

同大会は、近畿を中心とする2府8県(京都・滋賀・大阪・兵庫・奈良・和歌山・三重・福井・徳島・鳥取)の高校生が交流、研さんを行うとともに、地域と世代を超えた豊かな芸術文化の継承・創造・交流を目指して開催される芸術・文化の祭典。今年は「百花繚乱~京に彩(いろ)づく文化の風 繋げよう未来へ~」を大会のテーマに、それぞれの高校生が普段の芸術文化活動を存分に発表しました。

京都造形芸術大学は、舞台芸術学科の平井 愛子教授とごまのはえ先生が中心となり今大会・総合開会式の総合プロデュースを手掛けました。その他、大会に出場する高校生への事前ワークショップ、演出指導など、芸術文化活動に邁進する高校生のみなさんを芸術・テクニカル面でサポート。未来のアーティスト・作家の育成にも力を注ぎます。本学の在学生も高校生と事前ワークショップを共にしたり、大会期間中に使用される映像を手掛けたりしました。

大会までの活動の様子や、本学の学生が高校生とともに行ったワークショップの様子などを紹介します。

 

■2019年6月 京都府立莵道高等学校・書道部のみなさんと動画の撮影を実施しました!

11月16日に行われた同大会の総合開式にて上映された映像の撮影を、本学の小劇場(studio21)と同校の校内にて行いました。

書道部のみなさんが、大きな書をしたためる様子を様々な角度から撮影。現場では本学舞台芸術学科の平井愛子教授が、生徒のみなさんに動き方や表現の仕方を指導しました。撮影現場には同学科の学生14名が参加し、会場設営や撮影時の照明の補助などで高校生をサポート。初めは緊張気味でぎこちなさも残っていた書道部のみなさんですが、次第に通常の活動時のように自然な動きになり、ダイナミックでアーティスティックな作品・映像が完成しました。

本学の小劇場studio21で平井先生より説明を受ける高校生のみなさん。
舞台芸術学科の学生は撮影現場の準備、高校生は作品の準備を進める。
 

■2019年7月、山城高等学校・書道部のみなさんが、本学キャラクターデザイン学科の教室にやってきました!

同校のみなさんが書道をする様子を同学科の在学生が撮影します。撮影された動画は大学生の手により編集され、今大会・総合開会式でお披露目されました。

緊張した様子の高校生のみなさん。
映像班・グラフィック班に分かれて作業がスタート。
大学生は撮影のセッティング。
高校生が、百人一首から選ばれた5句をしたためる。
高校生の筆の動きを、大学生が撮影。
iPadのアプリケーションでしたためた筆の動きも撮影。

 

■2019年8月、高校生を対象にした本プロジェクト関連ワークショップを開催!アニメーション制作を体験しました。(鴨沂高等学校・亀岡高等学校・北嵯峨高等学校・田辺高等学校・莵道高等学校・南陽高等学校から総勢14名の生徒が参加。)

野村先生より、ワークショップのサポートをする本学在学生4名が紹介された。
初めて学ぶアニメーション制作に期待が膨らむ様子の高校生たち。
ワークショップがスタート。
トレース台で、光を当てながら1枚1枚にイラストを描いていく。
大学生が高校生の作品をアプリケーションで撮影していく。
作業が進むにつれて、動きに工夫を加えていく高校生。

 

■11月16日(土)、第39回近畿高等学校総合文化祭京都大会の総合開会式が執り行われました。

総合開会式の総合演出を手掛けた平井教授と、同式典の作・演出を手掛けたごまのはえ先生を中心に、舞台芸術学科7名の学生が舞台美術の制作や当日も舞台監督をサポートするなど大活躍。会場には2,000人以上の高校生や関係者の皆さんが詰めかけ満席状態。各校の様々なパフォーマンスに、観客からは大きな拍手が送られました!

総合開会式の会場となったロームシアター京都。
オープニングを飾ったのは、京都橘高等学校 太鼓部の力強いパフォーマンス。

生徒実行員会委員長の鴨沂高等学校・川﨑亜夢さんによる生徒代表挨拶。
参加する各府県の紹介が行われた。

本学の学生とともに制作をした百人一首のアニメーションとともに、高校生が句を詠む。

マスコットキャラクターの「きょうちゃん」。
京都橘高等学校 吹奏楽部による圧巻のパフォーマンス。
総合開会式の最後には、同大会イメージソング「夢のかけら」を生徒一同で斉唱。大きな拍手とともに式典はフィナーレを迎えた。

 

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