2019年11月1日、無印良品の地域最大店舗「京都山科店」がJR山科駅前のラクト山科ショッピングセンターにグランドオープンしました。オープンから4日間にわたり、京都造形芸術大学こども芸術学科の学生が考えたデザインでエコバッグを彩るワークショップが開催されました。
シルクスクリーンという印刷技法を用い、地球環境に優しい店づくりを目指す無印良品の「オリジナルマイバッグを持ってこれからもお買い物を楽しんでほしい」という願いが込められた今回の企画。デザイン案のプレゼンテーションや本番を想定した講習会などを学内で開催し、準備を重ねてきました。
今回デザインのテーマは「食」。
デザイン担当の3名の学生によるプレゼンテーションからスタートしました。デザインを考案した背景や、それぞれの「食」に対する思いなどを説明すると、無印良品が目指す方向性や理念をよく理解しているとの評価を頂き、学生の緊張も少しほぐれた様子でした。
提案された中からワークショップで実際に作業が可能かという観点で選別し、耕作、収穫、キャベツ、「食笑い」といった7種類のデザインが決まりました。
2度目の打ち合わせは大学内の共通工房「ウルトラファクトリー」で試作品を制作しながら進められました。試作品が完成するや、「欲しい!」「めっちゃ良い!」と歓声を上げる学生たち。一連の試作を通して、作業時間や必要な道具などワークショップの運営方法について、入念に確認していきました。
今回のワークショップには8名の学生が参加し、オープニングイベントを盛り上げました。リーダーとしてプロジェクトを率いた山下紗弥香さんは「周りの方に恵まれて終始幸せでした」と振り返りました。
京都造形芸術大学では芸術の力で企業や地域の課題解決、活性化に取り組むプロジェクトを推進しています。今後の学生たちの取り組みにもぜひ注目してください。
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