NEWS2018.09.07

「眠らない机」-田村蘊先生を偲ぶ展覧会

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  • 京都芸術大学 広報課

京都造形芸術大学では、瓜生山学園ホームカミングデー2018の関連企画展として、2018年8月4日にご逝去された、通信教育部 空間演出デザイン学科 田村蘊先生を偲ぶ展覧会「眠らない机」を開催いたします。会期は9月15日(土)から23日(日)まで。

9月16日(日)開催のホームカミングデー2018、ならびに9月15日-16日開催の大瓜生山祭(学園祭)にお越しの際は、ぜひ本展覧会に足をお運びください。

 

田村 蘊 (1946-2018.8.4)

学校法人瓜生山学園にて45年間教壇に立ち続け生涯現役を通した教育者。彫刻家としても個展、公募展、彫刻展で作品を発表。「都市空間における造形」をテーマとしたモニュメント作品は全国各地に今も残る。短大ビジュアルデザインコース、大学空間演出デザイン学科の立ち上げに関わりながら、彫刻の領域を超えたデザイン・アートワークも多数手がけ、本学園の造形教育の父として多くの卒業生を輩出した。

 

『田村先生。ありがとう。』

 ― 久谷正樹(元短大ビジュアルデザインコース主任)

盟友田村先生が8月4日朝、突然逝ってしまった。知らせを聞き、えっと絶句した。京都芸術短期大学の創設に関わり、ビジュアルデザインコースを共に作り上げた40年来の戦友であり、同時にやんちゃした仲間でもあった。お互いビールが好きで、同僚、専攻科生を交え、よく近所のお好み焼き屋で作品の話をした事などが蘇り辛く悲しかった。そんな彼の作品は大らかな外見とは対照的で、ロジカルで精密機械が削り出したような細部にこだわった幾何形態である。彼の人間味がひしひしと伝わってくるはずだ。

 

『田村先生におくる言葉』

 ― 大野木啓人(元空間演出デザイン学科学科長)

何処にもない新しいデザイン学科を彼と一緒に作ったことは誇りである。先の見えない今の世の中には、空間演出デザイン学科のような領域の曖昧なわけのわからない教育は有効である。その楽しい結果を見届けないまま彼は逝ってしまった。彼のような心ある教育者は手も口も出せない天国からヤキモキしながら我々を見守り続けるだろう。 合掌

「眠らない机」

田村 蘊先生を偲ぶ展覧会

開催期間 9月15日(日)~23日(日)
開催時間 10時~19時(9月15日・16日)、10時~19時(9月17日~23日)
会場 京都造形芸術大学 瓜生山キャンパス 創々館1階
キャンパスマップ  https://www.kyoto-art.ac.jp/info/about/access/campusmap/
 

◎ 『ホームカミングデー2018』特設サイト: http://www.uridou.jp/hcd/2018/

◎『ホームカミングデー2018』参加申し込み:https://www.kyoto-art.ac.jp/uridou/event_form/

 

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    所在地: 京都芸術大学 瓜生山キャンパス
    連絡先: 075-791-9112
    E-mail: kouhou@office.kyoto-art.ac.jp

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