REPORT2016.09.01

京都建築アートデザイン教育

21種類の意味を持つ「刻」 ―「京造ねぶた」制作始まる

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  • 瓜生通信編集部

暑さが残る京都の空の下、本日から京都造形芸術大学で「京造ねぶた※1」の制作が始まっている。

1年生総勢822名が21クラスに分かれて「刻」を共通テーマに9月1日(木)から9月14日(水)まで学内の各展示エリアでねぶたを制作する(9月5日、9月10日は制作休み)。9月14日の18時から点灯式が行われ、全作品点灯後に京都造形芸術劇場 春秋座にて表彰式※2が行われる。

京造ねぶたは大きいもので6m立法の作品を角材や針金を使用して組み上げていく。高所からの落下物の危険性や突起物などの接触など、作業には細心の注意が必要となるため、学生たちは作業時の服装や持ち物、工具の使用法や、高所作業の注意点などメモを取るなどして真剣な眼差しで聴講していた。

その後、ねぶたの基礎部分となる角材の配布、針金の伸ばし方、タコ糸固定講習などを経て、抽選で決定した学内の体育館や教室、ギャラリーなどで早速作業に取り掛かった。

大量に運び込まれた角材。6m級の支柱が一気に組み上げられる
デザイン画を元に粘土で模型を作り、針金の型を取る
多くがイメージしている「ねぶた」の固定概念にとらわれないアイデアが生み出される

「刻」をテーマに12日間の熱い戦いが始まる。

 

※1 学科の垣根を越えて21のクラスに割り振られた1年生全員が取り組む初年次プログラムで、今年で10年目となる京都造形芸術大学の名物授業。硬くなりがちな“モノの見方、作り方、考え方”などを緩めるため、4月から様々なワークショップ課題(=マンデイプロジェクト)に共に取り組んできた仲間で、角材・針金・木工ボンド・和紙(奉書紙)を使い、およそ5~6m立方(=125~216㎥)に仕上げる。

※2 最高賞である「学長賞」、「佳作賞」、「同窓会賞」、「TD賞」に加え、10月1日にアンスティチュ・フランセ関西で開催される「ニュイ・ブランシュ KYOTO/白夜祭」での展示が約束される「在京都フランス総領事賞」、そして今年新設された「青森市長賞」の計7つの賞が設けられている。

  • 瓜生通信編集部URYUTSUSHIN Editorial Team

    京都造形芸術大学 広報誌『瓜生通信』編集部。学生編集部員24名、京都造形芸術大学教職員からなる。

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