暑さが残る京都の空の下、本日から京都造形芸術大学で「京造ねぶた※1」の制作が始まっている。
1年生総勢822名が21クラスに分かれて「刻」を共通テーマに9月1日(木)から9月14日(水)まで学内の各展示エリアでねぶたを制作する(9月5日、9月10日は制作休み)。9月14日の18時から点灯式が行われ、全作品点灯後に京都造形芸術劇場 春秋座にて表彰式※2が行われる。
その後、ねぶたの基礎部分となる角材の配布、針金の伸ばし方、タコ糸固定講習などを経て、抽選で決定した学内の体育館や教室、ギャラリーなどで早速作業に取り掛かった。
「刻」をテーマに12日間の熱い戦いが始まる。
※1 学科の垣根を越えて21のクラスに割り振られた1年生全員が取り組む初年次プログラムで、今年で10年目となる京都造形芸術大学の名物授業。硬くなりがちな“モノの見方、作り方、考え方”などを緩めるため、4月から様々なワークショップ課題(=マンデイプロジェクト)に共に取り組んできた仲間で、角材・針金・木工ボンド・和紙(奉書紙)を使い、およそ5~6m立方(=125~216㎥)に仕上げる。
※2 最高賞である「学長賞」、「佳作賞」、「同窓会賞」、「TD賞」に加え、10月1日にアンスティチュ・フランセ関西で開催される「ニュイ・ブランシュ KYOTO/白夜祭」での展示が約束される「在京都フランス総領事賞」、そして今年新設された「青森市長賞」の計7つの賞が設けられている。
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瓜生通信編集部URYUTSUSHIN Editorial Team
京都造形芸術大学 広報誌『瓜生通信』編集部。学生編集部員24名、京都造形芸術大学教職員からなる。