タダモノじゃない先生たちの、ナニモノでもなかった学生時代。―「Ordinary Children of the 20th Century」京都造形芸術大学 新鋭教員選抜展
- 京都芸術大学 広報課
京都造形芸術大学 人間館1階ギャルリ・オーブでは、6月6日(水)より「Ordinary Children of the 20th Century 京都造形芸術大学 新鋭教員選抜展」を開催します。
本展の出展作家は、2012年度以降に着任した教員11名。近年発表された作品に加え、それぞれが学生時代に制作した作品も並びます。各作家が今まさに教員として向き合っている学生の年頃に、何を考え、どのように表現したのか。現在の作風や作家像と重ね合わせながら観ることができます。
出展者(50音順):
池田光弘(美術工芸学科)
大庭大介(大学院芸術研究科)
勝又公仁彦(通信教育部美術科)
河野愛(美術工芸学科)
鬼頭健吾(大学院芸術研究科)
小金沢健人(大学院芸術研究科客員教授)
髙橋耕平(美術工芸学科)
彦坂敏昭(こども芸術学科)
見増勇介(情報デザイン学科)
八木良太(空間演出デザイン学科)
山本太郎(美術工芸学科)
―以下、フライヤーより―
京都造形芸術大学に大学院が設置された1996年4月を前に、当時の学長・岡本道雄先生は、広視野性と関連思考力、洞察力、構想力が重視される大学院によって、時代を動かす人材育成への期待を述べられました。また、この高次な目的を実現するためには「徒弟制度で良い」とも発言されています。芸術による平和実現を希求する本学において、特に芸術大学の主幹部であるアートの領域にとって、学生が「この教員のもとで自分もプロの作家として生きる道を切り拓く」と覚悟を決めていくことは、時代の推移や社会状況の変化にかかわらず、専門教育の重要な役割のひとつであると言えましょう。
企画展「Ordinary Children of the 20th Century」の出展作家は、2012年以降に着任した本学教員(専任・客員)です。本展は、京都造形芸術大学の全学生に観てもらうために企画されました。もちろん、学生以外の来場者諸氏にも、今ここで21世紀に「E•X•T•R•A•ordinary」となったアーティストの現在と過去を目の当たりにしていただけることは幸運な機会であり、ぜひ多くの方にご高覧いただきたいと心から願っています。しかし、実のところ今回の展示をもっとも観たかったのは私自身であり、この大学の未来が彼らとともにあることを確信するとともに、彼らのもとで育っていく学生の姿を楽しみにしている次第です。
京都造形芸術大学大学院 芸術研究科長 佐藤博一
Ordinary Children of the 20th Century
京都造形芸術大学 新鋭教員選抜展
主催:京都造形芸術大学ギャルリ・オーブ運営委員会(本展企画担当/佐藤博一)
キュレーション:鬼頭健吾
アートディレクション & デザイン:見増勇介
期間:6月6日(水)~17日(日)
時間:11:00–18:00[会期中無休]
場所:京都造形芸術大学 人間館1階ギャルリ・オーブ
問い合わせ:075 791 9122(代表)
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