REPORT2018.06.05

デザイン

「なぜ」から始まるクリエイティブ-栗山修伍さん(フェイスブックジャパン)特別講義

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  • 京都芸術大学 広報課

5月25日(金)、キャリアデザインセンター主催による特別講義ではフェイスブックジャパン クリエイティブストラテジストの栗山修伍さんをお迎えし、「ブランディング×クリエイティブ最前線」をテーマにお話し頂きました。

栗山さんは空間演出デザイン学科の卒業生。現在は「9, Inc」のCEOを務めるとともに、フェイスブックジャパンでFacebook、Instagramの広告クリエイティブ戦略を担当されています。デザインの力でブランドのイメージを確立・向上させるというお仕事ですが、デザインを仕事にすることの原点は在学中にあるのだそう。ある授業で「会社をつくる」という課題に取り組んだとき、「なぜ」デザインするのかということを強く考えるようになったといいます。日々の学びがどのように社会で役立つのかを常に意識していた栗山さんにとって、この「なぜ」から始まる視点やマインドが今のお仕事にもつながっているようです。

 

大学卒業後はイタリアで修士号を取得、その後GREEやRakutenといった大手IT企業に勤務するなど後輩たちが憧れるような経歴を歩まれている栗山さんですが、ご自身が学生の頃はやりたいことが見つからず、悩んでいたときもあったのだそうです。そんなときに海外に飛び出し、初めは挫折を味わったといいますが、そのときに自分のやりたいことについて考える時間を持てたことがが自身の成長につながったと語りました。

次々と新しい環境にチャレンジし続けているご自身の経験から、「キャリアってきれいにつながっていなくてもいい。今はばらばらに見える点と点も線でつながるときがくるし、そのときどきに吸収したものがある日突然、何かに活かせることもある」とも。クリエイティブの最前線で活躍する先輩の言葉に、学生たちも背中を押してもらったようでした。

他にも「目指す職種があるなら、社会に出るまでにアルバイトなどで現場を経験し、その業界のシステムを理解することが強みになる」「今いっしょに仕事をしているデザイナーは学科の同級生。みなさんも今のつき合いを大切に」といったアドバイスを頂き、学生たちが今の学びがどのように自分の将来につながるのかをイメージできるような貴重な機会となりました。

 

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