2018年4月26日(木)、環境デザイン学科では、京都造形芸術大学の協定校である、フランス・パリ国立高等装飾美術学校(École nationale supérieure des Arts Décoratifs)の学生と合同で、「土壁」を体験するワークショップを開催しました。
フランス・パリ国立高等装飾美術学校の学生は建築・インテリアを学んでおり、学校主催のトラベルスタディーズとして来日。研修の一環として、京都造形芸術大学 瓜生山キャンパスを訪れました。
合同ワークショップでは、左官職人である、有限会社さくあん代表の萩野さん、アシスタントの猪原さん、京町家作事組の内田さんを迎え、日本の伝統工法である土壁を学びます。季節や土地に合わせて、スサ・土・砂を調合し最適な土を作ります。今回は、「聚楽(じゅらく)」と「漆喰(しっくい)」を塗りました。職人技で、長持ちする壁を作るのが日本式。全くことなる建築様式をもつフランス人学生も興味深々の様子です。
職人の方が作業をされると、みるみるうちにきれいな土壁が仕上がり、周りの学生からの感嘆の声があがります。しかし実際に体験すると、左官用コテを使い土をすくい上げることが難しい。土壁を塗る作業にも想像以上に力が必要です。フランス人学生も、日本人学生も、慣れない作業に四苦八苦しながらも楽しそうに作業をすすめます。
以前に作業経験のある日本人学生は、左官用コテの使い方や、塗り方をフランス人学生へ伝えます。フランス語・日本語・英語と、様々な言語が飛び交う、活気あふれるワークショップとなりました。
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