NEWS2018.03.19

京都映像

卒業生の大西礼芳さんと井浦新さん主演―北白川派映画『嵐電』が始動

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  • 京都造形芸術大学 広報室

映画学科では現在、俳優の井浦新さんと卒業生の大西礼芳さん(映画学科俳優コース2013年度卒業)を主演に迎えた映画『嵐電』の製作が進行中。監督・脚本を務めるのは、俳優としても活動する京都造形芸術大学映画学科の鈴木卓爾准教授です。

この作品は、東映京都撮影所や京都市右京区役所と連携し、同地の中心を走る「嵐電」を舞台に、京都造形芸術大学映画学科の学生と映画のプロが、一緒に劇場公開映画を製作する「北白川派」と呼ばれるプロジェクトとして取り組むもの。2007年の開設以来、映画学科では第一線の映画人が集う自由で活気のある「撮影所」を学内に設けることで、学生に熱い生の学びの場を提供し、後に「北白川派」と呼ばれるような運動にまで発展することを志しており、学生とプロが一緒に劇場公開映画を撮影する企画を「北白川派」と名づけて取り組んできました。2008年から2013年の間に5本の作品が製作され、その間に黒木華(くろき・はる)さんや大西礼芳(おおにし・あやか)さん、土村芳(つちむら・かほ)さん、土居志央梨(どい・しおり)さん、上川周作(かみかわ・しゅうさく)さんなど、現在活躍中の俳優陣が続々と輩出されてきました。

 

学生スタッフが乗客を整備し、実際に列車が運行する中を撮影

 

今回の映画『嵐電』は、5年ぶりに再始動する北白川派映画であるとともに、在学中に北白川派2作目の『MADE IN JAPAN~こらッ!~』(2010年)で主役を、4作目の『彌勒~MIROKU~』(2012年)で主要キャストのひとりを演じ、現在女優として活躍する大西礼芳さんが、ヒロイン役で戻ってくるという点でも節目の作品です。

映画タイトルの「嵐電(らんでん)」とは、京都市の西(洛西)エリアの四条大宮から嵐山までを結ぶ嵐山本線と、帷子ノ辻(かたびらのつじ)から北野白梅町までを結ぶ北野線からなる、京福電気鉄道嵐山線の通称。地元の人たちに古くから「嵐電」と呼び親しまれてきました。路線の一部に京都市内唯一の路面電車区間もあり、四季を通じて景観の美しい嵐山や世界文化遺産にもなる天龍寺、御室仁和寺、龍安寺などの名刹が集中する地域を走ることから、多くの観光客が利用する路線です。

一方で、明治43年開業の歴史あるこの鉄道は、映画草創期より多くの映画撮影所が沿線に作られ、その後、大映撮影所、東宝撮影所、日活撮影所などがその姿を消し、現在は東映京都撮影所と松竹撮影所を残すばかりですが、映画撮影所の街の足として長い年月を過ごしてきました。

映画『嵐電』では、その「映画撮影所の街」を背景に、電車と電車が行き来してすれ違うように、沿線の町の風景、路面電車の光景や、実際の過去の8ミリ映像なども絡め、過去と現在、虚と実の間も行き来しながら、40代、20代、10代の男女の近付きと遠のきを描きます。

井浦新さん(左)と安部聡子さん(右から4番目)によるワンシーン

 

キャストは、主人公の作家 平岡衛星(ひらおか・えいせい)役を俳優の井浦新さん、その妻 斗麻子役を劇団「地点」の女優 安部聡子さん、20代のヒロイン小倉嘉子役を大西礼芳さん、その相手 吉田譜雨役を期待の新人俳優 金井浩人さんが務めるほか、オーディションで選ばれた同学科俳優コースの学生13名も出演します。

また、今回の音楽は、北白川派映画第3作目の『カミハテ商店』に俳優として出演もした、ミュージシャンのあがた森魚さんが担当します。

鈴木卓爾監督は、1967年静岡県生まれ。主な長編監督作に『ゲゲゲの女房』(2010)、『ポッポー町の人々』(2012)、『楽隊のうさぎ』(2013)、『ジョギング渡り鳥』(2016)など。俳優としても活動しており、『容疑者Xの献身』(2008)、『セトウツミ』(2016)、『あゝ荒野』(2017)などに出演しています。

井浦新さんは、1974年東京都生まれ。98年に映画『ワンダフルライフ』に初主演。主な出演作品は『実録・連合赤軍あさま山荘への道程』『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち』『ジ、エクストリーム、スキヤキ』など。昨年、主演映画『光』『二十六夜待ち』が公開。3月17日より『ニワトリ☆スター』が全国順次公開。その他『赤い雪 RED SNOW』『菊とギロチン‐女相撲とアナキスト‐』などが控えています。

大西礼芳さんは、1990年三重生まれの27歳。京都造形芸術大学映画学科俳優コース在学中に、高橋伴明監督がメガホンをとった北白川派映画第2作『MADE IN JAPAN~こらッ!~』で、当時1回生ながら主役に抜擢。北白川派映画第4作『彌勒~MIROKU~』では、主人公 江美留の友人役で出演。卒業後は連続テレビ小説『花子とアン』(2015)、『べっぴんさん』(2016)や日曜劇場『ごめん、愛してる』(2017)、行定勲監督『ナラタージュ』(2017)などに出演しています。

撮影シーンを見守る鈴木監督(中央)と撮影監督の鈴木一博准教授(右隣)、学生スタッフたち

 

2019年初夏の公開を、どうぞお楽しみに。

●映画学科のブログでは撮影風景をご紹介しています。

https://www.kyoto-art.ac.jp/production/?author=9

●現在、クラウドファンディングで支援者を募集中。嵐電の一日乗車券など、本作をより一層楽しめる特典もあります。

https://motion-gallery.net/projects/eiga_randen

 

 

 

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