10月5日(木)、京都造形芸術大学の学内ギャラリー「ギャルリ・オーブ」では、「2017年度 蒼山会 創作・研究補助制度」の授与式が行われました。
「蒼山会」とは、京都造形芸術大学に通う学生たちの保護者組織のこと。「蒼山会 創作・研究補助制度」は、学生の自主的な創作や研究に対して蒼山会から補助金を支給し、学生の長期的・計画的かつ社会とつながる創作・研究活動をより発展させることを目的とした助成制度です。独創性・社会性・実現性・発展性の4つの指標で評価され、今年度は4つのプログラムが採択されました。
今回採択されたプログラムをご紹介します。
#1 学生主体による東アジアからのアーティスト・イン・レジデンス事業のプロデュース
東アジア文化都市2017の関連事業として韓国のアーティストユニット「Past-time Suite」の2度目の京都招致を行い、本学所有のARTZONEでの展示を行う。展示会終了後は企画の活動記録としてカタログ制作を行い、また日中韓文化芸術教育フォーラム2017の場にて発表を行う
参加学生:齋藤智美(アートプロデュース学科4年生)栗田野乃花・西沙矢子(アートプロデュース学科3年生)・屋宜初音・西村歩(アートプロデュース学科2年生)・青山蕗子・川上日南子・赤對美波(アートプロデュース学科1年生)・四方羅麗(美術工芸学科4年生)・チョ・ヨンア(留学生)
#2 ベトナム戦争における枯葉剤被害の現状
ベトナム戦争や枯葉剤被害について、文献やAV資料でのチサーチ、現地調査を行い2018年度の学園祭で展示後、写真集を自費出版。中学生のときに見た中村梧郎氏の写真をきっかけに枯葉剤被害について感心をもった。日本では知られていない枯葉剤被害のいまを報じることが目的。
参加学生:志村茉那美(美術工芸学科3年生)
#3 『加子母木匠塾』を通して地域との繋がりを築く。
岐阜県にある加子母という地域にいき、地域のための制作物に取り組む。また地域交流イベントも実施している。
参加学生:今井香菜子・荻山春子・栗林勝太・車谷萌・志波雛乃・竹島紗良々・竹森貴大・田中千代・松原佳世・安井亮佑(環境デザイン学科3年生)新正華子・太田実・大野颯太・大前風花・日下部みなみ・神門良輔・郷間千絵美・佐藤開・白数和沙・菅原なつみ・田村大晟・檀上貴広・中山賢司・檜垣綾夏・房川修英・峯林未奈子・梅培基(環境デザイン学科2年生)石間皓太朗・磯村香奈・岡本純佳・木下莉子・澤江亜玖里・清水真奈・中谷優花・西井海斗・東麻奈・平山宏紀・宮田楓(環境デザイン学科1年生)
#4 「歴史史料から検証する戦国ミリタリー飯研究」
江戸時代の書物『雑兵物語』を参考に戦国の足軽たちの料理を復元し、ワークショップを行う。陣笠でつくる料理の再現のために、まずは陣笠を復元制作し、書籍通りに料理を作る予定。
参加学生:高田凌平・服部美咲・米村萌・岩橋優花(歴史遺産学科2年生)
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