「2017ソニーワールドフォトグラフィーアワード」学生フォーカス部門 最終選考通過者　発表

京都造形芸術大学 美術工芸学科 現代美術・写真コース 3年の片山達貴（かたやま・たつき）が、世界最大の写真コンペティション「2017ソニーワールドフォトグラフィーアワード」の学生フォーカス部門 最終選考通過者（ファイナリスト）となったことが2月28日発表された。

「Memories（思い出）」をテーマに、世界中の300を超える教育機関から提出された応募作品の中から、片山は《Always There》という作品でファイナリストに選ばれた。

《Always There》は、片山がスチルカメラマンとして参加していた本学大学院生ジョン・ピロン監督映画作品『ただいま』の撮影現場でもある一般民家にて撮影された。映画撮影の行為を観察していく中で、民家という場所において、虚実の境界線が曖昧になっていく感覚になっていったことがこの作品を制作するきっかけとなった。
片山には高級カメラ・ソニーα７フルサイズがプレゼントされ、このカメラを使って審査団が設ける２度目の写真選考で勝利を目指す。また、片山は4月20日（木）に開催されるソニーワールドフォトグラフィーアワードの表彰式に出席するため、4月にロンドン入りする予定。この表彰式で、今年の学生フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー（年間最優秀賞）の勝者が発表され、勝者には大賞として所属する大学に３万ユーロ（≒360万円）相当のソニー写真機材が贈られる。
また、彼の作品は、ロンドンで開催される「ソニーワールドフォトグラフィーアワード＆マーティン・パー2017展」で展示されるほか、同アワードの2017年版年間図録にも掲載される。
なお今回、183ヶ国から全227,596点の応募が寄せられたソニーワールドフォトグラフィーアワードのプロフェッショナル部門、一般公募部門、ユース部門のファイナリストも発表となったが、4月20日の表彰式では、これら3部門の最優秀賞もともに発表となる。

＜今回発表された学生フォーカス部門のファイナリスト＞

参考URL：https://www.worldphoto.org/ja/node/3479
◆（アルゼンチン）Michelle Daiana Gentile〔Motivarte（モーティヴァルテ写真学校）〕
◆（オーストラリア）Tayla Martin 〔Charles Sturt University （チャールズ・スタート大学）〕
◆（ドイツ）Nadine Hackemer〔Nuremberg Institute of Technology Georg-Simon-Ohm Faculty of Design （ニュルンベルク工科大学デザイン学部）〕
◆（ドイツ）Sarah Schrimpf〔Academy of Fine Arts Munich（ミュンヘン美術院）〕
◆（日本）片山達貴〔京都造形芸術大学 美術工芸学科 現代美術・写真コース〕
◆（マレーシア）Nursyafiqah Azlan〔Multimedia University（マルチメディア大学）〕
◆（南アフリカ）Cole Ndelu〔Stellenbosch Academy of Design & Photography（ステレンボッシュ写真デザインアカデミー）〕
◆（英国）Ruby Gaunt〔Nottingham Trent University（ノッティンガム・トレント大学）〕
◆（英国）Stewart Main〔Edinburgh Napier University（エジンバラ・ネピア大学）〕
◆（米国）Shravya Kag〔School of Visual Arts（スクール・オブ・ビジュアル・アーツ）〕
＜ソニーワールドフォトグラフィーアワード今後の予定＞
◆2017年3月28日：一般公募部門およびナショナルアワードの勝者が発表になります
◆2017年4月20日：ロンドンで開催される表彰式において、プロフェッショナル部門の最優秀賞〔＝フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー（年間最優秀賞）〕および各カテゴリー勝者、一般公募部門、ユース部門、学生フォーカス部門の最優秀賞〔＝フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー（年間最優秀賞）〕が発表になります
◆2017年4月21日～5月7日：ロンドンのサマセットハウスで「ソニーワールドフォトグラフィーアワード＆マーティン・パー2017展」が開催されます

＜画像＞
《Always There》©片山達貴（京都造形芸術大学、日本、2017ソニーワールドフォトグラフィアワード 学生フォーカス部門最終選考通過者）

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