4月13日(金)から5月13日(日)まで開催された京都国際写真祭 KYOTOGRAPHIEのサテライトイベント「KG+Award 2018」で、2017年度卒業生の顧 剣亨さん(美術工芸学科現代美術・写真コース)がグランプリに輝きました。
「KG+」とは、これから活躍が期待される写真家やキュレーターの発掘と支援を目的に、2013 年よりスタートした公募型のアートフェスティバル。今年は73の展覧会が開かれ、参加アーティストは約100名にのぼりました。その中から選考を経て選ばれた21名が参加した「KG+Award 2018」での受賞となります。
受賞作「Utopia」は、現代におけるユートピアを題材としたシリーズ。「各々のユートピアを俯瞰して現代世界を見つめ直し、それらの集積からユートピアではない風景が出現するという考えを基軸に、その風景を忠実に記録し、表現すること」を試みた作品となっています。
元・淳風小学校1Fの保健室での展示風景 ©Naoyuki Ogino
顧さんには、2019年のKYOTOGRAPHIE メインプログラムで展覧会を開く機会が贈られます。
現在は東京を拠点にフォトグラファーとして活動している顧さんの今後の活躍にご期待ください。
5月12日(土)の表彰式にて、ファイナリスト4名とともに。©Naoyuki Ogino
顧 剣亨 (こ けんりょう)
1994年京都生まれ、上海育ち。京都造形芸術大学現代美術・写真コース卒業。
大学在学中フランスアルルの国立高等写真学校へ留学。
現在東京を拠点に活動。
自然と人間が混ざり合っている状況に惹かれ、その関係性が視覚的、感覚的に表出する風景を写真で記録している。
メイン画像:©Naoyuki Ogino
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