現在、京都造形芸術大学アートプロデュース学科が運営するARTZONE では、美術工芸学科 写真・映像コース 3回生展「旅と文学 2017」が開催中です。
三島由紀夫や安部公房、カール・マルクスなどの著作に「旅をするように」分け入り、登場人物や舞台、時代背景などに思いをはせながら撮影された写真・映像が並びます。
円地文子『女坂』をテーマにした小西愛莉「白川倫―女坂―」
芥川龍之介『羅生門』がテーマの2作品(手前:黄子馨「児童公園内の羅生門」奥:フゥアン ズーシン「人が羅生門の下で雨やみを待っていた」)
松原岩五郎『最暗黒の東京』をテーマにした村片信亮「立ち交じる 松原岩五郎を読みながら」
各作品には、題材となっているテキストにそこから得たイメージを重ねて作られたカードが添えられ、鑑賞を導きます。
文章に引かれた線や書き込まれたメモ、ドローイングから伝わってくる、テキストに対する作家の感触・応答を通じて、文学作品の世界観が立ち上ってくるようです。
安部公房『砂の女』がテーマのLoise MUTREL「砂の法則」
1階には三島由紀夫、金東里、呉濁流、カール・マルクス、ハン・ガンの著作をテーマにした作品が並ぶ
同展は12月3日(日)まで。会期最後の週末に、ぜひお出かけください。
なお、3日(日)13時30分からは出展作家による読書会が開催されます。
(トップ画像の作品は森本葵「こころの仕草」)
旅と文学2017
期 間 | 2017年11月18日(土) — 12月3日(日) |
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時間 | 平日 13:00-20:00/土日祝 12:30-20:00 |
住所 | 京都府京都市中京区 河原町三条下ル一筋目東入ル大黒町44 VOXビル1・2F |
電話 | 075 212 9676 |
主催 | 京都造形芸術大学美術工芸学科現代美術・写真コース(2017年度より写真・映像コース) |
協力 | 京都造形芸術大学アートプロデュース学科 |
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