2017年1月19日(木)、京都造形芸術大学におけるデザイン教育の方針「デザインを育てる」に関連して意見や考えを交換する「Dフォーラム」の第6回が開催された。
服部滋樹教授(情報デザイン学科)のモデレーションで開催された今回のテーマは「社会を翻訳するデザイン」。現在京都造形芸術大学 人間館1階で開催されている情報デザイン学科、プロダクトデザイン学科、キャラクターデザイン学科、空間演出デザイン学科、環境デザイン学科の計5学科が合同で開催している「デザイン5学科連携授業制作展」[会期:2017年1月12日(木)〜1月20日(金)]に参加した学生たちのプレゼンテーションを中心に進められる、展示を総括した内容となった。
同展は、ポスト工業化時代の中で「いかにつくるのか?」ではなく、「これからの社会に必要なこととはなにか?」を問いなおすことを目指し、サスティナブル、ソーシャルインクルージョン(社会的包摂)、ローカリティ、コミュニティ、文化批評といったさまざまな題材に取り組んだ学生たちの学びの成果が展示されたもの。
展示作品の作成を担当した学生によるプレゼンテーションでは、家成利勝准教授(空間演出デザイン学科)の指導のもと、空間演出デザイン学科の学生たちが「カルチュラルクローブ」という、調査対象自身に一定期間あるテーマに沿ったメモを残してもらう手法で行われたリサーチ結果とアウトプットが紹介されるなど、5学科それぞれに学生たちのオリジナリティを感じられる内容だった。
「Dフォーラム」は今後も定期的に開催される予定。
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