EXTRA2020.08.09

WEB SPURT 2020 ― 受賞作品一覧

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  • 京都芸術大学大学院 芸術研究科

現在、京都芸術大学 瓜生通信内特設サイトにて開催中のWEB SPURT2020では大学院修士課程2年生、総勢70名、237点の作品が展示されています。

今回は大学院指導教員の投票によって決まるSPURT賞、尾池和夫学長から贈られる学長特別賞、国内外で活躍している審査員選出による個人賞が授与されます。これらの賞と先生方からのコメントは、各作品が現時点で到達している内容に対する評価はもちろんのこと、それ以上に、今後の修了制作やその先の未来に向けた励ましです。それらの言葉を専攻全体として、皆さんが今後の励みにしてくれることを願います。

 

 

 

 

 

髙田 久惠 Takada Hisae (美術工芸領域|日本画分野

作品: 追憶

  • 「追憶」(部分)
    絵画
    岩絵具、水晶末、墨、麻紙、パネル 910×1167mm
  • 「追憶」(部分)
    絵画
    岩絵具、水晶末、墨、麻紙、パネル 910×1167mm
  • 「追憶」(部分)
    絵画
    岩絵具、水晶末、墨、麻紙、パネル 910×1167mm
  • 「追憶」
    絵画
    岩絵具、水晶末、墨、麻紙、パネル 910×1167mm

 

専攻長コメント

スパート賞は、修士2年生の指導担当教員陣による投票によって決定しました。受賞作品である高田さんの「追憶」に、僅差で鄒 潔茹(スウ チェルウ)さんの「時間の再構築」が続くという結果でした。「追憶」には誰も人は描かれていないのに私自身に出会うような、画面を見る人それぞれの存在を深い明るさの中に包んでいくような光が描かれているように感じました。「時間の再構築」は、映画の原理によって建築の再構築を試みるという野心に満ちた作品で、修了制作への展開がとても楽しみです。

 

河合健 【京都芸術大学大学院 芸術研究科 芸術専攻(修士)専攻長 

 

 

 

 

 

塚本 淳 Tsukamoto Atsushi (グローバルゼミ

作品: boundary seed

  • 「boundary seed」
    染織
    藍、木綿 300×300mm

 

審査員選評

タイトルにある「boundary seed」の言葉が、作者の思想を表している。「境界を通りゆく力を可視化させる」という目的が作品と題に示されている。残念ながら、液晶パネルを通しての透過光でしか見ていないが、やはり現物を太陽の光の反射光で拝見したい。それによって初めて、作者の目指すこの染織の色と情報を、私の脳が、狙い通りに受信できるからである。作者の狙いと、布地の選択、染料の選択、柄の配置がきわめて適切であり、それに制作の技法が示されている。「京都」を最大限に生かして自らの立ち位置を理解するという、グローバルゼミのスタートを飾る作品として高く評価する。

 

尾池和夫 【地震学者京都芸術大学学長、学校法人瓜生山学園理事 

 

 

 

(五十音順)

 

浅田彰 賞

 

 

楊 璐陸 Yang Lulu (美術工芸領域|彫刻・立体造形分野

作品: 監視カメラ探し

  • 「監視カメラ探し」
    写真
    web online camera サイズ可変
    ※ 外部サイトでの展示となります。画像をクリックするとページが開きます

 

審査員選評

パンデミックでますますアクチュアリティを増している「監視」というテーマに正面から取り組んだ力作で、作品の見せ方もテーマに合っている。さらなる展開に期待します。

 

 浅田彰 【批評家、ICA (Institute of Contemporary Arts) KYOTO所長、京都芸術大学大学院教授】

 

 

 

 

遠藤水城 賞

 

 

川瀬 美帆 Kawase Miho (美術工芸領域|日本画分野)

作品: 魚意、魚意、御意

  • 「魚意、魚意、御意」
    絵画
    彩墨、墨、銀箔、青箔、綿布、パネル 350×270mm

 

審査員選評

オンラインで展覧会を見る、さらには絵画作品を見る、というのは奇妙な経験でした。どこまでいっても作品の「あわい」に辿り着けないだろうな、という後ろめたい感覚を持ちました。しかし、その後ろめたさを払拭するほどの存在感が川瀬さんの作品にはあると思います。言葉を変えると、実物を見ても、その「あわい」の先の先にまで辿り着けないだろうな、という気持ちの良い諦めを感じさせもしたのです。今後もその調子で頑張ってください。激賞します。

 

遠藤水城 【キュレーター、東山アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)代表、ビンコム現代芸術センター(VCCA) 芸術監督、京都芸術大学大学院客員教授】

 

  

 

 

小崎哲哉 賞

 

 

ガルシア ラモス ルドウィン エマヌエル 

Garcia Ramos Ludwing Emmanuel(デザイン領域|グラフィックデザイン分野)

作品: タイポグラフィ実験

  • 「タイポグラフィ実験」
    書体デザイン、キネティックアニメーション
    デジタル書体、デジタルアニメーション 可変サイズ
  • 「タイポグラフィ実験」
    書体デザイン、キネティックアニメーション
    デジタル書体、デジタルアニメーション 可変サイズ
  • 「タイポグラフィ実験」
    書体デザイン、キネティックアニメーション
    デジタル書体、デジタルアニメーション 可変サイズ
  • 「タイポグラフィ実験」
    書体デザイン、キネティックアニメーション
    デジタル書体、デジタルアニメーション 可変サイズ
  • 「タイポグラフィ実験」
    書体デザイン、キネティックアニメーション
    デジタル書体、デジタルアニメーション 可変サイズ
  • 「タイポグラフィ実験」
    書体デザイン、キネティックアニメーション
    デジタル書体、デジタルアニメーション 1920 pix × 1080pix  上映時間8秒
    ※ 画像をクリックすると外部サイトで映像をご覧いただけます。

 

審査員選評

言語的意味(や無意味)の視覚的表象は様々なジャンルで様々に試みられてきた。文学ではカリグラムやダダの詩やコンクリート・ポエトリー、現代アートではブルース・ナウマン、ジョセフ・コスース、高松次郎、バーバラ・クルーガー、ジェニー・ホルツァー、徐冰(シュー・ビン)、高谷史郎、ヤンヘ・チャン重工業ら枚挙に暇がない。アニメーションによる「実験」はわずか10語だが、いずれもそこはかとなくユーモア感が漂っている。

 

小崎哲哉 【文筆家、アートプロデューサー、ウェブマガジン『REALKYOTO』発行人兼編集京都芸術大学大学院教授】

 

 

 

 

片岡真実 賞

 

 

范 悦 Fan Yue(美術工芸領域|映像・メディア分野)

作品: 沈黙

  • 「沈黙」
    GIF動画
    トレーシングペーパー サイズ可変
    ※ 外部サイトでの展示となります。画像をクリックするとページが開きます。
  • 「沈黙」
    GIF動画
    トレーシングペーパー サイズ可変
    ※ 外部サイトでの展示となります。画像をクリックするとページが開きます。
  • 「沈黙」
    GIF動画
    トレーシングペーパー サイズ可変
    ※ 外部サイトでの展示となります。画像をクリックするとページが開きます。
  • 「沈黙」
    GIF動画
    トレーシングペーパー サイズ可変
    ※ 外部サイトでの展示となります。画像をクリックするとページが開きます。
  • 「沈黙」
    GIF動画
    トレーシングペーパー サイズ可変
    ※ 外部サイトでの展示となります。画像をクリックするとページが開きます。

 

審査員選評

新型コロナウイルスのパンデミックは、感染症そのものだけでなく、世界各地で社会構造の脆弱さを露呈させている。不均衡に対する既存の憤懣が表層に溢れ出す社会から、Fan Yueは対立、紛争、差別、分断といったイメージを抽出。緊迫する空気から文字情報や人の目を削除し、危うい線だけで人間と人間の関わりを描き出した。「沈黙」と題されたそれは対立の追体験なのか、その不可能性なのか。少なくとも世界に関わろうとしている姿勢を評価した。

 

片岡真実 【キュレーター、森美術館館長、国際美術館会議(CIMAM)会長、京都芸術大学大学院客員教授】 

 

 

 

 

岸和郎 賞

 

 

栗林 勝太 Kuribayashi Shota (建築領域|建築分野)

作品: 言語と建築〜イメージ図式を用いた建築的図式への援用と分析〜

  • 「言語と建築〜イメージ図式を用いた建築的図式への援用と分析〜」
    建築
    2Dグラフィックス 3349pixel×2460pixel
  • 「言語と建築〜イメージ図式を用いた建築的図式への援用と分析〜」
    建築
    2Dグラフィックス 3349pixel×2460pixel
  • 「言語と建築〜イメージ図式を用いた建築的図式への援用と分析〜」
    建築
    2Dグラフィックス 3349pixel×2460pixel
  • 「言語と建築〜イメージ図式を用いた建築的図式への援用と分析〜」
    建築
    2Dグラフィックス 3349pixel×2460pixel
  • 「言語と建築〜イメージ図式を用いた建築的図式への援用と分析〜」
    建築
    2Dグラフィックス 3349pixel×2460pixel
  • 「言語と建築〜イメージ図式を用いた建築的図式への援用と分析〜」
    建築
    2Dグラフィックス 3349pixel×2460pixel
  • 「言語と建築〜イメージ図式を用いた建築的図式への援用と分析〜」
    建築
    2Dグラフィックス 3349pixel×2460pixel
  • 「言語と建築〜イメージ図式を用いた建築的図式への援用と分析〜」
    建築
    2Dグラフィックス 3349pixel×2460pixel
  • 「言語と建築〜イメージ図式を用いた建築的図式への援用と分析〜」
    建築
    2Dグラフィックス 3349pixel×2460pixel
  • 「言語と建築〜イメージ図式を用いた建築的図式への援用と分析〜」
    建築
    2Dグラフィックス 3349pixel×2460pixel

 

審査員選評

言語と建築との対応を考えながら、新しい建築の分析方法論と設計方法論の模索を試みている。いまだにその試みは端緒に着いただけであるが、そのゴールは経験的に言うと相当に遠い。しかしその遠い目標を目指して一歩づつ前に進んでいる姿とその努力を評価し、顕彰したいと考えた。

 

 岸和郎 【建築家、京都大学名誉教授、京都工芸繊維大学名誉教授、京都芸術大学大学院教授】 

 

 

 

 

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  • 京都芸術大学大学院 芸術研究科Kyoto University of the Arts Graduate School

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