SPECIAL TOPIC2018.03.31

京都アート歴史デザイン舞台

京の春が花開く―「都をどり in 春秋座」が開催

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  • 京都芸術大学 広報課

4月1日(日)から24日(火)まで、京都造形芸術大学の瓜生山キャンパス内「京都芸術劇場 春秋座」では「都をどり in 春秋座」が開催。キャンパス全体を「都をどり」一色に染め上げ、国内外からのお客様をお迎えします。

「都をどり」は1873年より続く京都の春の風物詩。その舞台である「祇園甲部歌舞練場」が耐震工事のため一時休館中につき、2017年からは「春秋座」に舞台を移して開催しています。2回目となる今年は、舞台演出の一部を学生がサポートするなど花街と芸術大学とのコラボレーションが実現。都をどりの長い歴史の中でも初めての試みです。

学生が参加したのは、第二景「源光庵窓青葉」と第五景「雪女王一途恋」の舞台美術。第二景ではキャラクターデザイン学科の学生が都をどりの演出で初となる映像のプロジェクションを、第五景では学内工房「ウルトラファクトリー」の学生が演出の要となる氷の宮殿や女王が舞う氷の杖などをそれぞれ制作しました。

久田萌さん(キャラクターデザイン学科3年生)「花が開く瞬間のシーンは瞬間的な風景ではありますが、都をどりに合わせた春らしさを感じてもらいたくて、ゆったりとした動きになるよう心がけています」
岸辺明日実さん(美術工芸学科2年生)「井上先生は芸大生以上にアイデアがあふれ出てくる方。おかげで私たちも思う存分冒険ができたと思います」
源光庵の窓から見える景色や草花をキャラクターデザイン学科の学生がアニメーションで表現
氷の柱や玉座、女王の杖といった舞台美術を学生たちが担当

もう一つのみどころが、人間館1階を会場に都をどりをテーマにしたアートを展示する「ウェルカムアート」。マンガやファッションアイテム、会場装飾など、都をどりを盛り上げたいと学生と教員が企画・制作しました。

「前髪押さえ」「五本歯」など舞妓ならではのアイテムを紹介

「HANAO SHOES」は春秋座ロビーで販売も
キャラクター化した舞妓が提灯に
4コママンガにも登場

さらに、学内博物館「芸術館」では特別企画「すがお~22人の舞ことば~」を展示。祇園甲部の舞妓22人から学生が引き出した、一人ひとりの「すがお」な言葉や表情をパネルで紹介し、出演者に親しみを持って鑑賞してもらうことを目指しました。

22人分の等身大パネルとインタビュー内容が並ぶ
花街ならではの京ことばは映像で
八坂女紅場学園で芸妓が取り組んだ授業作品も展示
一人ひとりのパーソナリティーに迫るインタビュー

他にも、人間館1階のカフェ「ブレスクアド」では「京都」「舞妓」「京舞」などのキーワードをもとにキャラクターデザイン学科・マンガ学科の学生が考案したコラボメニューが、同ギャルリ・オーブ前の「URYUYAMA STORE」では学生たちが企画・制作した「都をどりみやげ」がお楽しみいただけます。

会場内のマップについてはこちらをご覧ください

http://miyako-shunjuza.jp/pdf/map.pdf

都をどりin 春秋座の公式ウェブサイトはこちら。チケットも本サイトより購入いただけます。

http://miyako-shunjuza.jp/

都をどり in 春秋座

会 場 京都芸術劇場 春秋座 
住所 京都市左京区北白川瓜生山2-116
期間 4/1(日)~4/24(火)
時間 12:30/14:20/16:10(各50分)
料金 茶券付特等観覧券 4,600円|壱等観覧券 3,500円(ともに税込)
問合せ 祇園甲部歌舞会 075-541-3391

http://miyako-shunjuza.jp/

 

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    連絡先: 075-791-9112
    E-mail: kouhou@office.kyoto-art.ac.jp

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