REPORT2018.11.09

デザイン教育

「いま、何時?」の一歩先へ―「時計と人との新しい関係」展

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  • 京都芸術大学 広報課

京都造形芸術大学の学内ギャラリーARTZONEでは「時計と人との新しい関係」展が開催。プロダクトデザイン学科 大江孝明准教授のコーディネートのもと、夏休み期間中に開かれていた勉強会「デザインメソッドⅡ」の成果展です。学年を超えたメンバーが同じプロセスでデザインし、意見し合うことで先輩たちの知識や技術、考え方を後輩たちに受け継いでいくという試みで、今年は学科にとどまらず、京都精華大学からも2名の学生を迎えました。

「物と人との新しい関係」を考える勉強会が、今回モチーフに選んだのは「時計」。道具が人に与える影響と、人が道具に与える影響という二つの軸で時計を深堀りすることで、新しい形や機能を与えることを試みました。

勉強会では「時計」についてとことん掘り下げた

展覧会の導入部分では、作家それぞれのコンセプトをイラストで紹介。誰もが共感するものやハッとさせられるもの、さまざまな問題提起に対してデザイナーとしてどのように向き合うのか、その答えが2階の展示空間に用意されています。

見慣れているはずの置時計・掛時計にデザインが加わることで、普段スマホで見ることの多い「時間」に改めて向き合うきっかけをくれる本展。私たちにとって時計とはどんな存在か、作品を見ている間はせめて時間を気にせずに、ぜひ考えてみてください。

丸山甲人《たたき時計》外出と帰宅、家の中と外を切り替えさせる、玄関の「たたき」で使用
大江孝明《Colorful Object?》アートピースのような、「時計過ぎない」余裕と自由さをもたせた
仮屋崎良平《時計を暮らしに身近な道具へ》人の動きを介して起動する機能をもたせた
ぶら下がる紐をひっぱると、上から時計が飛び出す
山田龍平《髪が伸びていく時計》
大江孝明《Art or Graphic》線が二つ対になるだけで、時計のようでオブジェのような面白さが
干場はるな《clook》針の先に生まれた空間が、時計そのものへと目を向けさせる
東山桐子《きにかける とけい》針の交換という手入れを「きにかける」ことでより愛着をもたせる
原脩造《こわくない時計》時計が与える時間の印象に着目。思わず「同情してしまうような」長針に
吉田夏奈子《time goes on》一つの玉が一定のペースで動き、時間をひと続きの流れとして捉えさせる
奥田宥聡《ONOFF》針の存在感をコントロールすることで、様々なシーンに対応
間地美月《ひょっこりする時計》時針が隠れるという表情の変化が、心の距離を縮めるきっかけに
奥村颯太《読書の時間時計》時間の区切りを強調することで、大切な時間をより強く認識させる
藤田あいの《きちんと生活を送るための時計》子どもに時間管理を習慣づけることを目指した

各作品の使用イメージをビジュアルで提案

 

出展作家:

大江 孝明/仮屋﨑 良平/東山 桐子/原 脩造/間地 美月/山田 龍平/藤田 あいの

干場 はるな/吉田 夏奈子/丸山 甲人/奥村 颯太(京都精華大学)/奥田 宥聡(京都精華大学)

「時計と人との新しい関係」展

会期 10月27日(土)~11月11日(日)
時間 平日13:00~20:00/土日祝12:30~20:00
場所 ARTZONE(京都市中京区河原町大黒町44 VOXビル1,2F)
料金 無料

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    所在地: 京都芸術大学 瓜生山キャンパス
    連絡先: 075-791-9112
    E-mail: kouhou@office.kyoto-art.ac.jp

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