卒業生の大西礼芳さんと俳優の井浦新さんを主演に迎えた、京都造形芸術大学「北白川派」の最新作『嵐電』。2019年初夏の公開に向け、現在編集作業真っ只中の本作から最新の予告編が届きました。
舞台の中心は「嵐電」の愛称で親しまれる京福電鉄の沿線。監督の鈴木卓爾准教授が「時間にとり残されたようなものが、生活空間にこつ然と現れるのが幻想的」と語るとおり、日常の風景をそこだけ巻き戻したかのようなレトロな佇まいは、沿線の住民のみならず観光客にとっても特別な存在です。
そんな嵐電の乗り降りに日常と非日常や過去と現在、京都の内と外などさまざまな行き交いが重なり合いながら、登場人物たちの距離も揺れ動いていきます。主な役どころは、作家・平岡衛星役を井浦新さん、その妻・斗麻子役を安部聡子さん。そして撮影現場に出入りする弁当屋「キネマキッチン」の従業員・小倉嘉子役を大西礼芳さん、その映画に出演する俳優・吉田譜雨役を金井浩人さんがそれぞれ演じます。
また、オーディションで選ばれた映画学科俳優コースの学生13名が出演するほか、同学科製作コースの学生25名もスタッフとして参加。「大学内にプロの現場を」というかけ声で発足した「北白川派」ですが、映画製作の第一線で活動するプロの仕事を肌で感じられる生きた学びの現場となっており、鈴木監督も「学生たちの顔つきが如実に変わる」と話します。
クラウドファンディングでの支援者募集は5月18日(金)まで。京都を舞台に卒業生、在学生と教員陣が中心となって作り上げる本作をぜひいっしょに盛り上げませんか?
https://motion-gallery.net/projects/eiga_randen
『嵐電』の詳細はこちら
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